東海支部からのお知らせ

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2017年8月24日(木) 10月7日開催 見学会「尾州の色を見に行こう!」のご案内(締切延長しました。〜9/28)

旧尾張国で発達した伝統ある繊維産業は現在も愛知県西部から木曽川をまたいだ
岐阜県の地域を指す“尾州”の名で日本有数の織物の産地として知られています。
今回は高品質、高機能な織物の産地として世界的に有名な尾州の織物の魅力的な色が
どのようにつくられているのかを見学します。

【日時】2017(平成29)年10月7日(土) ※雨天決行
10:00 JR「岐阜羽島」駅/名鉄「新羽島」駅 北ロータリー集合
10:15 テキスタイルマテリアルセンター講話とライブラリー見学
12:00 昼食(羽島名物れんこん料理)、羽島観光交流センター
13:30 染色整理工場の見学(みづほ興業(株))
15:00 高級カーペット染色,プリント工場見学(長谷虎紡績(株))
16:30 岐阜羽島駅解散

【内容】染色整理といわれる風合いや色を与える工程と、高級カーペット上の
   美しいデザインを作る工程を見学します。また、全国の特徴ある生地か
   ら国際見本市に出品された最新トレンドの素材までみられる国内最大
   の生地見本の展示施設であるテキスタイルマテリアルセンターの見学
   を行います。
【参加費】会員:2000円、非会員:2500円(入館料込)
※食事代(800円程度)は個人負担。岐阜羽島駅近隣には1日400円の駐車場あり。
【申込】2017年9月28日(木)までに下記事務局まで。※定員(20名程度)に達した時点で締め切る場合があります。
豊田合成株式会社 デザイン企画部 渡邉千穂
e-mail:chiho.watanabe@toyoda-gosei.co.jp
tel:0587-34-3314 fax:0587-34-3289

2017年5月8日(月) 第1回 色彩トーク(SHIKISAI Talk)〜ワインの色〜開催

 東海支部では、日本色彩学会に発表されている研究の内容を気軽に学べる場として
“色彩トーク(SHIKISAI Talk)”をスタートすることにしました。
 第1回は「ワインの色と照明効果」をテーマにとりあげ、ソムリエの資格をもつ学会会員の方を
お招きし、照明に関する研究者と共に実演を交えたトークを行います。
 実践と科学的な知見から「色彩がどのように食生活に影響を及ぼしているか」理解を深め、時間のゆるされる方は交流会にて試飲を通してその学びを体感していただければと考えています。

■日時 2017年7月29日(土)13:30〜16:30 (交流会は16:40〜18:30を予定)
■会場 名城大学ナゴヤドーム前キャンパス 西館2F レセプションホール + カフェスペース
 地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田」駅から徒歩3分
 JR中央線・名鉄瀬戸線「大曽根」駅から徒歩10分
 名古屋市東区矢田南4-102-9
 http://www.meijo-u.ac.jp/sp/foreign/access/
■募集 先着30名 ※締切:7月10日(月)
■会費 会員無料、一般500円(交流会は4000円を予定)
■申込 メールに、@氏名 A会員種別(名誉/正/賛助/学生/非会員)
    B連絡先e-mail(又は電話番号)C交流会への参加/不参加を明記の上、
    小浜(t-obam@suac.ac.jp)まで

2017年3月2日(木) 第13回東海ヤングセミナープログラム

日本色彩学会東海支部 第13回東海ヤングセミナー

日時:2017年3月11日(土)14:00−15:50
場所:日本福祉大学中央福祉専門学校
プログラム

14:00-14:10 支部長挨拶 日本色彩学会東海支部長 川澄未来子
口頭発表 座長:高橋晋也
発表時間:20分程度(報告12分程度,質疑と交替で8分程度)

1. 14:10-14:30  柴田冴香(椙山女学園大学文化情報学部メディア情報学科)
「岡崎市の色彩景観に関する調査」
岡崎市は市制100周年,家康公顕彰400年記念等を契機にして,様々なまちづくりの取り組みが行われている.その中には景観整備に関わるものもあり,とくに観光の対象となる地域では一定の整備が進んでいる.一方,その対象外の地域では景観に配慮されないままの町並みも少なくない.本調査では,町の中心部や住宅地を含めたまちなみのデータを収集し,色彩の特徴を整理したが,地域の特色を活かした景観がいくつも見られる一方,色彩に無頓着な例も多くあった.また,岡崎市役所のまちづくり担当者へのインタビューを行い,岡崎市のまちづくりにおいて色彩計画がどのように位置づけられているのかを調べた.積極的な取り組みが様々にあるものの,色彩に対する専門的観点からの配慮は必ずしも充分ではないように思われた.本発表では岡崎市の景観実例と色彩への取り組み方について報告する.

2. 14:30-14:50  尾山真一(名城大学大学院 理工学研究科)
「異なる照明認識視空間がもたらす色知覚への影響」
室内空間の物体の見えを模擬できる装置D-up(Dimension-up) viewerを製作し,照明認識視空間(池田ら,2005)が異なる条件下での物体の色の見えについて研究している.具体的にはディスプレイ表示した室内空間の写真画像に対し,D-up viewerを通して観察した場合と直接ディスプレイを観察した場合とで,目視測定した色の見えがどの程度異なるかを調べている.今回は,自動車内装の一部の色彩を変化させた19種類の写真画像を用い,D-up viewer有無の2条件下でHue, Value, Chromaの値を測定し,両者を比較した.その結果,Hue, Valueには差がみられなかったが,Chroma についてはD-up viewerを通した方がより高く感じられる傾向が確認された.ただし,この結果はYR系を基調とする色彩に対して顕著にみられたものの,BG系に対しては確認できなかった.このことから,照明認識視空間の違いがもたらす色知覚への影響の大きさは,色相によって異なる可能性が示唆された.今後は,この色相効果について詳しく調べていきたい.

3. 14:50-15:10  武藤功樹(中京大学大学院情報科学研究科)
「OKQTによるカラー画像における階調数の検討」
デジタル信号はアナログ信号から標本化と量子化によって得ることができる.標本化は単位時間方向の離散化であり,量子化は信号振幅方向の離散化であることが知られている.標本化に対しては標本化定理[1]によって理論的に標本化間隔が設定される.量子化に対しては我々が提案しているOKQTが存在している.OKQTは画像信号に対して濃度値の生起確率密度関数の再現を保障可能である量子化間隔を理論的に予測するものである.この予測された量子化間隔で離散化した画像は,一般に視覚的劣化が少ないという注目すべき性質も確認されている為,濃淡画像のみならずカラー画像においても最適階調解像を検討する手掛かりが存在している筈である. 現在のOKQTではグレースケール画像に対して視覚的劣化のない画像を生成することが可能となった.そこで,カラー画像における量子化間隔の予測をすることで今まで検討されていなかったRGBの各成分の予測も行い、より踏み込んだ階調数の検討を試みることにした.

4. 15:10-15:30  土井光貴(名城大学理工学部情報工学科)
「メロンパン感性評価における感覚タイプ別の比較」
昨年名古屋で開催された色彩学会全国大会では,特別企画「先人の知恵,匠の技に学ぶデザイン思考」と連動したイベントとして,カラフルな30フレーバーのメロンパンを食べて,色・香り・味などの感性や“メロンパン”という命銘の印象などについて評価する実験を行った.合計347名の評価結果を回答者の男女別や感覚タイプ別に比較し,また,イベント後にメロンパン表面を測色して色相角僣°により30フレーバーの色彩を定量化した上で,評価結果との対応関係もみた.
 ここでは,感性評価を2つの感覚タイプ(視覚優位タイプ・体感覚優位タイプ)の視点から比較した結果を中心に報告する.視覚優位タイプの人の方が色を明確に判断していることや,体感覚優位タイプの人は食感が他の評価に強く影響することなどがわかった.  今回は感覚タイプをごく簡単な短い質問で分類しただけにも関わらず,食品や商品に対する嗜好性がこのタイプによって大きく分かれる可能性がみえてきた.食品だけでなく,工業製品やユーザインタフェースの設計においても,感覚タイプの視点で分析することは重要かもしれない.

5. 15:30-15:50  中村恵奈(豊田合成株式会社デザイン企画部)
「人とクルマがつながるインテリア提案」
東京モーターショーでは将来に向けたコンセプトや製品を紹介し,クルマの魅力や自社技術の方向性を展示することによって子供たちに夢を持ってもらったり,会社のイメージアップを図っている.2015年のモーターショーでは未来のコネクテッドカーを想定し,より快適なインテリアのコンセプト提案を行った.提案は自動運転を想定し,光,音楽,香りを用いて人の状態に合わせた空間を演出したり,走行時の風景をより魅力的に車内に映しだすことによって移動のよろこびを感じられるモックアップを製作した.展示会場では来場者の方々に実際に乗ってもらい,体感して好評をいただくことができた.モックアップのシナリオ作り,光の色や配置,点灯方法,音楽の選定,香りの選定における試みと製作過程,モーターショーでの展示の様子などを紹介する.

2017年1月27日(金) 第13回東海ヤングセミナーの発表募集、および平成28年度第2回研究会のご案内

第13回東海ヤングセミナーの発表募集、および平成28年度第2回研究会のご案内

東海支部長 川澄未来子

日本色彩学会東海支部では、2005年以来、毎年「東海ヤングセミナー」と題した
初学者(自称ヤング)のための研究発表会を開催しています。
今年も発表題目を募集しますので、皆様のエントリーをお待ちしています。
また、研究会も同時開催いたしますので、大勢のご参加をお願いいたします。

【日時】 2017年3月11日(土)14:00(変更しました)〜17:30(終了後に支部交流会)

【会場】 日本福祉大学中央福祉専門学校
(地下鉄「鶴舞」駅・JR中央線「鶴舞」駅より徒歩5分)

【プログラム】
14:00〜【時間変更しました】 ヤングセミナー
    発表資格:「色彩」に関わる研究を行っている若手や学生などの初学者
         (他支部の方や非会員も申込可)
    発表要領:口頭発表 1件につき15分程度(作品展示を含む)
    表彰:  支部役員の投票により「優秀発表賞」を決定
    発表申込:2/24(金)〆切、支部事務局 chiho.watanabe@toyoda-gosei.co.jp
         (豊田合成株式会社 デザイン企画部 渡邉千穂)宛て
     @所属・氏名、AE-mailアドレス、B発表題目、C発表要旨(400字程度)
         を添えること

16:00〜 研究会 
    講演者: 三宅理子先生(東海学園大学)
    題目: ユング派の心理療法と描画表現
    要旨: ユング派の心理療法においては、イメージを扱う機会が多くあります。
         箱庭や描画は、イメージ表現の代表的なものです。
         この研究会では、はじめにユング派による心理療法のアプローチを紹介し、
         そこから箱庭や描画をどのように読み取るかについてお話しさせていただきます。
         さらに、私が最近取り組んでいる描画における色彩情報の基礎的研究の成果に
         ついて報告させていただきます。

17:30〜 交流会、表彰(軽食・飲物を用意)


【参加費】 無料

2016年10月7日(金) 平成28年度 講習会のご案内(2016年1月28日(土)開催)

平成28年度 講習会のご案内

【テーマ】「色彩センスを磨くバーコード配色ワーク&ワークブック出版裏話」

【内 容】季節や自然,場所,感覚,感情などの与えられたテーマに沿ってカラーカードの配色を行うバーコード配色は,簡単なワークを通じて色彩感覚を磨く手法として近年注目を集めています.今回の講習会では、最近バーコード配色に関するワークブックを出版された菅先生を講師としてお招きし,出版の苦労話をお伺いするとともに,実際に配色ワークを体験します.

【講 師】菅 育子 (スタジオ・クロマート)

【日 時】2017年(平成29年)1月28日(土) 13:00〜15:00(12:30受付開始)

【会 場】東海学園大学栄サテライト
名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル9F 
地下鉄東山線・名城線「栄」駅
12・13番出口 徒歩1分
中日ビル南玄関より南側エレベータ
(郵便局側)を利用して9階へ
※北側エレベータは中日劇場入口専用

https://www.tokaigakuen-u.ac.jp/about_us/access/sakae_campus.html

【持参物】はさみ,スティックのり,日本色研 新配色カード199a
*新配色カード199aをお持ちでない方は,事前に画材店や書店でお買い求めください.Amazonなどの通信販売でも取り扱いがあります(約800円).

【参加費】会員2,000円 非会員3,000円 学生(会員・非会員)1,000円
*教材「色彩センスを磨くバーコード配色:workbook」(菅育子, 牧野暁世著)は参加費の中に含まれます.

【定 員】30名

【お申し込み】ご参加をご希望される方は1月20日(金)までに,お名前,ご所属を添え,下記支部事務局へお申し込みください.可能であれば、E-mail でお願いいたします.定員に達し次第、参加募集を終了します.お早めにお申し込みください.

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日本色彩学会東海支部事務局 愛知県稲沢市北島町西の町30
豊田合成株式会社 デザイン企画部  渡邉 千穂
Tel: 0587-34-3314 Fax:0587-34-3289
E-mail: chiho.watanabe@toyoda-gosei.co.jp

2016年10月7日(金) 平成28年度 講演会のご案内(2016年12月3日(土)開催)

平成28年度 講演会のご案内

下記の通り東海支部講演会を開催いたします。東京から大関先生をお迎えし、色彩デザインという身近なテーマで話題提供いただきます。会場は今年4月にオープンした名城大学の新しいキャンパスで便利な場所です。たくさんのご参加をお待ちしています。

【日 時】平成28年12月3日(土)15〜17時

【講 師】大関 徹先生(文化学園大学教授、(一社)日本流行色協会理事)

【演 題】デザインの色彩変遷 −過去・現在そして未来−

【内 容】 私たちの生活環境の変化につれて、そこで使われるさまざまなモノの色彩も変遷してきました。色彩の変化は、その時代に暮らす人々の社会への欲求の反映でもあります。商品色彩の世界では、商品の価値観を高めるためのデザイン施策において、色の心理的効果を最大限に生かすための試みが行われています。市場はグローバルになり、色彩デザインではさまざまな分野の境界を越えた発想がさかんになってきています。インターカラーなどの国際的なデザイン色彩を検討する会議で見られる発想事例を交えながら、過去・現在そして未来の色彩の方向性について考えてみたいと思います。

【参 加】無料(非会員の方もご参加いただけます)

【会 場】名城大学 ナゴヤドーム前キャンパス 北館DN302講義室
地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田」駅から徒歩3分
JR中央線・名鉄瀬戸線「大曽根」駅から徒歩10分
名古屋市東区矢田南4-102-9
http://www.meijo-u.ac.jp/sp/foreign/access/
 当日連絡先:090−3381−4647(川澄)

【申 込】 11月28日(月)までに、@お名前、Aご所属をメールで下記事務局までお送りください。

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日本色彩学会東海支部事務局  豊田合成株式会社 デザイン企画部 渡邉 千穂
Tel: 0587-34-3314 Fax: 0587-34-3289
E-mail: chiho.watanabe@toyoda-gosei.co.jp

2016年8月8日(月) 日本色彩学会くらしの色彩研究会・東海支部主催 見学会
「多治見市モザイクタイルミュージアム見学とタイルの街並み散策」

日本色彩学会くらしの色彩研究会・東海支部主催 見学会
「多治見市モザイクタイルミュージアム見学とタイルの街並み散策」

くらしの色彩研究会 主査 渕田隆義
東海支部 支部長 川澄未来子

くらしの色彩研究会と東海支部は、共催企画として、今年6月に開館した多治見市モザイクタイルミュージアムの見学を中心とする見学会を開催いたします。ミュージアムでの見学とその後の散策には、モザイクタイルミュージアムの立ち上げにも深くかかわられた辻孝二郎先生(前INAXライブミュージアム館長)にご案内をいただきます。多治見発祥の施釉磁器モザイクタイルの豊富な展示はもとより、藤森照信設計によるミュージアム自体も見逃せません。ぜひご参加をください。

多治見市モザイクタイルミュージアム
http://www.mosaictile-museum.jp/

日時 2016年10月2日(日)9時30分〜16時
日程 9時30分 JR多治見駅北口集合 ミュージアムへ移動
    9時45分〜12時 ミュージアム見学
    本町オリベストリートへ移動 各自で昼食
    13時  再集合 街並み散策
    16時  多治見駅 解散
参加費 色彩学会会員および主催団体会員 1,000円
     非会員    2,000円
     学生(会員・非会員とも) 500円
申し込み 9月25日までに氏名、会員・非会員および学生の別、連絡先(Email、TEL)を記載の上、下記までお申し込みください。参加者多数の場合は申込〆切前でも、申し込みをお断りすることがございます。お早めにお申し込みください。
申込先 日本色彩学会くらしの色彩研究会 事務局 市場 丈規
  FAX 0561-48-5614 Email info@colaful.jp

2016年7月23日(土) 平成28年度 第1回研究会のご案内

平成28年度 第1回研究会のご案内

”色彩が持つ意味 実践型デザインプロジェクトにおける色彩計画”

【 日 時 】 平成28年7月23日(土) 14:00〜15:30

【 講 師 】 橋本雅好氏(椙山女学園大学)

【 概 要 】研究室で取り組んできた実践型デザインプロジェクトにおける色彩計画の紹介と,
授業を通しながら取り組んだ「色彩が持つ意味」という課題で得られた考察をご紹介する

【 会 場 】 名古屋大学ナショナルイノベーションコンプレックス(NIC)6F 618
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 TEL: 052-788-6020(内線)6020

【アクセス】 名古屋市営地下鉄名城線 名古屋大学駅下車すぐ(できるだけ公共交通機関をご使用ください)
      http://www.coi.nagoya-u.ac.jp/access

【参 加 費】 無料
【申し込み】 ご参加をご希望される方は7月15日(金)までに,お名前,ご所属を添え,下記支部事務局へお申し込みください.可能であれば、E-mail でお願いいたします.
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日本色彩学会東海支部事務局
愛知県稲沢市北島町西の町30 豊田合成株式会社 デザイン企画部  渡邉 千穂
Tel: 0587-34-3314 Fax:0587-34-3289
E-mail: chiho.watanabe@toyoda-gosei.co.jp

2016年2月28日(日) 平成28年度東海ヤングセミナープログラム

日本色彩学会東海支部 第12回東海ヤングセミナー

日時:2016年2月28日(日)16:00−18:00
場所:名城大学名駅サテライト

プログラム

支部長挨拶 日本色彩学会東海支部長 中村信次

口頭発表
発表時間:13分程度(報告10分程度,質疑と交替で3分程度)
座長:高橋晋也・羽成隆司

1. 16:00-16:13  山田千博(岐阜女子大学 家政学部生活科学科)
「天然染料よる合成繊維の染色」
2. 16:13-16:26  山田実季(岐阜女子大学 家政学部生活科学科)
「絵本の言語的・色彩的解釈」
3. 16:26-16:39  柴田冴香(椙山女学園大学文化情報学部メディア情報学科)
         「岡崎市景観の色彩特徴(研究計画)」
4. 16:39-16:52  柴田望里(日本福祉大学子ども発達学部)
「ランチョンマットの色が料理写真のイメージに及ぼす影響」
5. 16:52-17:05  下村彩文(日本福祉大学子ども発達学部)
「色嗜好と性格特性の関係」
6. 17:05-17:18  津田有莉奈(名古屋市立大学 芸術工学部 情報環境デザイン学科)
「『不安』を感じさせる色彩の研究-自然界の表層を元に-」
7. 17:18-17:31  張禎(愛知県立大学人間発達学研究科)
「色彩環境の変化が身体運動能力に及ぼす影響」
8. 17:31-17:44  小島千明(東海学園大学)
「管楽器の音による色彩イメージ」
9. 17:44-17:57  渡邊みのり(静岡文化芸術大学デザイン学部空間造形学科)
          「キャンパスにおける記憶に残る空間の調査」

閉会

発表要旨

1. 山田千博(岐阜女子大学 家政学部生活科学科)
「天然染料よる合成繊維の染色」
家庭生活用品素材の中で、染色の困難な合成繊維素材に着目し、それらを合成染料ではなく、天然染料を使用して、環境に配慮したエコカラー染色を行い、家庭用品への応用染色を検討した。アカネ、カリヤス、トマト、シブガキ、オオキンケイギク、ウコンなど17種類の天然染料を用い、室温でアルコールやアセトンで、色素を抽出した。抽出液に5種類(ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウレタン)の布を常温で1日以上浸漬し、試験布を中性洗剤で洗濯を行った。抽出溶液アルコールの場合、特に、塩化ビニルとナイロンの染色性が高いことが判明した。また、アセトン抽出用液を用いれば、多くのの色素において、塩化ビニル布は収縮しながら濃色に染まることが明らかとなった。このことは、塩化ビニルの家庭用品の天然色素によるエコカラー染色が実用的に可能になり、抗酸化や紫外線防止の高い健康的で環境負荷の低い製品ができることを示唆している。

2.  山田実季(岐阜女子大学 家政学部生活科学科)
「絵本の言語的・色彩的解釈」
絵本から得られる色彩情報、色彩的イメージおよび言語的イメージの関係を画像解析、官能評価、因子分析などにより詳細に検討するとともに、読み聞かせによる感情喚起の効果についても明確にすることを目的とした。絵本『すてきな三にんぐみ』では、平均彩度は全体的に低くいが、平均明度は、ページが進むにつれて高くなっていく傾向が見られた。各ページの全体的な色調は、ストーリーが進むにつれてグレイッシュトーン(重い、暗い、陰気)からペールトーン(明るい、優しい)へと変化し、同時に色相も寒色から中性色、暖色へと変化していることから、ストーリーの質的展開(暗→明、怖い→優しい)とうまく連動していると判断した。L*(明度)平均が高くなれば色彩的イメージと言語的イメージのポジティブ性が高くなり、色彩感情効果とよい対応関係にあると推察された。因子分析の結果から、この絵本は@色彩的イメージ、A色彩の鮮やかさや豊かさ及びB言語的イメージに関係する3因子から特徴づけられた。

3.  柴田冴香(椙山女学園大学文化情報学部メディア情報学科)
  「岡崎市景観の色彩特徴(研究計画)」
岡崎市は、2015年は徳川家康公顕彰400年、今年2016年は市制施行100周年を迎え、より盛り上がりを増している。現在は「おとがわプロジェクト」と、観光産業都市、コンパクトシティの実現に向けて、東岡崎駅から康生に至る乙川周辺地区を中心に、まちなみを活かした岡崎らしい「都市の風格」づくりが展開されている。このように市の中心部は観光地として整備され、美しい景観が作られつつあるが、中心部や観光スポットから外れた場所では、色彩特徴に問題のある街並みも散見される。本研究では、岡崎市の美しい景観づくりに寄与するため、実在する特徴ある街並みの色彩特徴、および、岡崎市の景観計画について検討することを目的とする。本報告では、研究計画の概要、岡崎市の街並みのサンプル、景観計画に携わる市担当者へのインタビュー計画について説明したい。(ご参加者からのご批判やアドバイスをいただければ幸いです。)
4.  柴田望里(日本福祉大学子ども発達学部)
「ランチョンマットの色が料理写真のイメージに及ぼす影響」
食品の色彩が、その食品に対する味覚イメージに大きな影響を及ぼすことが多くの研究により示されている。しかしながら、これまでの研究は、食品そのものや食器に注目してきたものが多い。食品の味覚イメージに、テーブルコーディネートを構成するその他の要因がどのような影響を及ぼしているのだろうか?今回は、和食、洋食、中華の3種類の料理写真において、赤、青、黄、緑、白、黒の6色のランチョンマットを配置した際、それぞれの印象がどのように変化するのかを、11項目の評価項目を含むSD法を用いて検討した。26人の大学生が参加した実験において、モノクローム版を含む計24種類の料理写真がプロジェクタを用いてスクリーンに投影された。和食と洋食では、ランチョンマットの色によって似通った視覚イメージが形成されるのに対し、中華では黒のランチョンマットにおいて、「やわらかい」「あたたかい」評価が高くなるなど、他の2種に比べ特徴のある結果が得られた。

5. 下村彩文(日本福祉大学子ども発達学部)
「色嗜好と性格特性の関係」
視覚的連続スケール(Visual Analogue Scale; VAS)により計測された橙、赤、黄、白、茶、緑、黒、青、紫、灰、ピンクの11色に対する嗜好の度合いと、日本語版Ten Item Personality Inventory(TIPIJ)により計測された回答者の性格特性とを比較した。115名の大学生が参加した調査の結果、赤に対する嗜好度が外向性と有意な正相関(0.25)、神経症傾向と優位な負相関(-0.20)を示すなど、赤色嗜好と性格特性との間に一定の関連性があることが示唆された。羽成・高橋(2009)により提起された複数色に対する色嗜好スタイルを示す指標(色嗜好の偏りなど)と有意に関係する性格特性は見出せなかった。また、色に対するこだわりが高い者はピンクを好み、色に対するステレオタイプ的思考が強い者は、各色に対する嗜好度がばらつきやすいなど、先行研究を支持する結果も得られている。

6. 津田有莉奈(名古屋市立大学 芸術工学部 情報環境デザイン学科)
「『不安』を感じさせる色彩の研究-自然界の表層を元に-」
色彩は感情に大きな影響を与え、心地よい色彩がある一方で、不快感などネガティブな感情を感じさせる色彩も存在する。色彩心理に関する研究は数多く行われており、心地よい色彩は我々の生活を豊かにするために活用されている。一方、ネガティブな感情を感じさせる色彩の研究や活用は、多くなされていないと言っても過言ではない。だがしかし、ネガティブな感情を感じさせる色彩であるからこそ意味を成す例もある。自然界における「警戒色」は、自然界で目立つ派手な色彩をすることで、生物が捕食者から身を守る役割を果たしている。色鮮やかな警戒色は、我々も目にした際に、気持ち悪いなどのネガティブな感情を感じる。また、我々は目を背けたくなるようなものに対して、嫌だと思いつつも、つい惹かれてしまう、といった感覚を持っている。気持ち悪さや不気味さなどの「不安」を感じさせる色彩を、自然界の表層を例に、先行研究の考察やアンケート調査により明らかにし、「不安」を感じさせる色彩の魅力的側面を探ることで、新たな人間の美的感覚や活用を考察する。


7.  張禎(愛知県立大学人間発達学研究科)
「色彩環境の変化が身体運動能力に及ぼす影響」
色彩によって周囲の環境から様々な情報を得ることができる。色彩から得る情報は私たちの感情や気分は色に大きく影響されている。運動やスポーツの分野では,数多くの研究がされている.現在までに,行われた色彩と運動パフォーマンスに関する研究の中では,スポーツや運動を行う場所,ボールや的などの器具,及びユニフォームの色彩に関するものに大別できる.本研究は,色彩環境の変化が人間の身体運動能力との関連性を探るために,それぞれの色彩作業環境の中で、動作正確性、身体バランス、疲労性及び運動の基本である筋肉の働きを定量的に計測していた。その結果から、色彩環境の変化により、動作正確性、全身反応時間、垂直跳びおよび運動前・運動中・運動後における脈拍などに関する結果が得られた。これからの研究構想としては、人間の性別や年齢の差異で、色彩環境での身体運動能力の究明をしたいと考えている。

8. 小島千明(東海学園大学)
「管楽器の音による色彩イメージ」
「音刺激が与えられた時、聴覚と同意に色覚が生じる」ことを色聴というが、色聴者でも、同じ音や同じ楽器から同じ色をイメージすることは稀だという。では、一般の非色聴者ではどうだろうか。色聴者とは異なり、楽器に関する知識や音を聞いた経験に影響されるのではないだろうか。本研究は、26名の非色聴者を対象に、管楽器の音による色の連想を調べる実験を行った。木管楽器8種類、金管楽器5種類、計13種類の管楽器によるスケール音を聞かせ、無彩色3色を含む51色の色票からイメージに最も近い色を1色選ばせた。選択実験は2シリーズ行い、第1シリーズでは事前情報なしに、第2シリーズでは、音を聞かせる前に楽器名とともに楽器のモノクロ写真を呈示した。結果、高音楽器で選ばれた色相は黄や黄みの橙に集中した。低音楽器のチューバでは無彩色が多く選ばれた。明度彩度については、木管楽器に比べ金管楽器では、知識を得た2 試行目の選択色が、より明るくより鮮やかになる傾向が示された。この結果は、金管楽器は金色や銀色が主流なため、モノクロ写真では明るく見えたことが影響したと推測した。

9. 渡邊みのり(静岡文化芸術大学デザイン学部空間造形学科)
「キャンパスにおける記憶に残る空間の調査」
記憶された空間にはどのような要因が関係しているのかを明らかにするために、本調査を行った。3年以上学内に居る学生と教職員の男女25名を対象に、まず、大学のキャンパス内における「好きな空間」「嫌いな空間」とその理由をヒアリングし、選定された全ての空間をキャプション評価法で分析した。選定の空間数に限度は設けていない。調査の結果であげられた、好きな空間51カ所、嫌いな空間34カ所、計85カ所について分析した結果「空間の開/閉」、「光の有無」、「風通し」、「人(視線)の多少」が、空間の記憶に関係している主な要素と考えられ、具体的な色や形ではなく、抽象的な感覚の組み合わせで記憶されていることが多いことがわかった。さらに、この結果から、自分が小さいころ「藤棚の空間の強い匂いから藤色が苦手になった経験」を基に、色の記憶について考察したことをまとめた。

2016年2月28日(日) 平成28年度東海支部総会、支部交流会、第12回ヤングセミナーのご案内

≪東海支部≫
平成28年度日本色彩学会東海支部総会、支部交流会
及び、第12回東海ヤングセミナーのご案内
東海支部長 中村 信次

 下記の通り、平成28年度東海支部総会(平成27年度中の開催ですが、平成28年度の支部総会です)を開催いたします。また、支部総会と併せて第12回東海ヤングセミナーと支部交流会を開催いたします。皆様お誘い合わせの上、多数ご参加下さいますようお願い申し上げます。
 ヤングセミナーは、初学者や学生による研究の場として、平成16年度から毎年開催されているものです。支部総会は支部会員限定ですが、支部交流会とヤングセミナーは、他支部の方や非会員の方の参加も歓迎いたします。支部交流会では、軽食と飲み物をご用意しております。交流会からの参加も歓迎しております。

【日 時】2016年2月28日(日)
     15:30〜16:00 平成28年度東海支部総会
  16:00〜18:00 第12回東海ヤングセミナー
      18:00〜19:30 支部交流会
【会 場】〒450-0002 名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階 
TEL:052-551-1666
JR「名古屋」駅から、ユニモール地下街4番出口を出てすぐ
http://www.meijo-u.ac.jp/about/access/
(同会場にて同日15:30より支部総会を、ヤングセミナー終了後支部交流会を開催します。合わせてご参加ください。)
【参加費】無料
【申込み】事前申込みは不要で、当日どなたでもご参加いただけますが、資料数や交流会準備等、人数把握のため、参加を予定されている方は、お名前、ご所属を添え、1月29日(金)までに下記事務局まで、E-mail等でお知らせいただけると助かります。

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〒470-0196 日進市岩崎町竹ノ山57 
名古屋学芸大学メディア造形学部ファッション造形学科 山縣亮介
E-mail yamagata@nuas.ac.jp 
Tel 0561-75-2078 Fax 0561-75-2922(メディア造形学部事務室)

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