鮮やかで優しい、日本の白
ナカガワ胡粉工場見学会のご案内
「日本画の魅力は絵具にあり」と言う芸術家は多く、古来より日本画の材料として使われてきた岩絵具や胡粉には、それだけで一つの世界を描き上げてしまうような想像力に満ちています。胡粉（ごふん）は、牡蠣・蛤・ほたて等の貝殻からつくられた日本画の重要な白色絵具ですが、その用途は幅広く、白色としてだけではなく、色数の少なかった日本画絵具の混色に多用されてきました。墨との混色を「具墨（ぐずみ）」、朱との混色を「朱の具」と呼ばれるように、「具（ぐ）」は胡粉を意味します。また、艶やかでしっとりとした天然の白胡粉は日本画だけではなく、ひな人形、博多人形などにも使われ、日本の白として身近なものでした。美しい白色が作られるには数多くの工程が必要です。
ナカガワ胡粉絵具株式会社は創業明治30 年以来、胡粉づくりから始まり、日本の伝統的顔料である岩絵具の製造をしています。製品は国内シェアの８０％を占め、約1,200 色にものぼる品揃えとともに「絵具ならナカガワ」といわれる信頼を育んでいる会社です。
今回は普段見ることができない天然胡粉の製造工程を、特別に工場長にご説明いただきながら見学します。残暑厳しい時節ですが貴重な機会です。皆様のご参加お待ちしております。
日時：2018 年8 月28 日（火）14：00〜16：00
場所：ナカガワ胡粉株式会社
〒611-0013 京都府宇治市菟道池山24 番地
http://nakagawa-gofun.co.jp
TEL：0774-23-2266（ 代）
定員：15 名
アクセス：京阪三室戸駅より徒歩15 分
13：30 に三室戸駅にて集合
直接工場にお越しくださる方は、
事前にご連絡ください。
参加費：￥1500 当日お支払いください。申込先：メールタイトル「ナカガワ胡粉工場見学会」とし、
氏名、電話番号（携帯）、メールアドレスを明記の上
art@color.ne.jp 能口まで e-mail でお申し込みください。