画像色彩研究会からのお知らせ

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2019年3月7日(木) 2019年3月16日(土)2018年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

日本色彩学会 画像色彩研究会
2018年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

主査 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

下記のとおり研究発表会ならびに研究会総会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:2019年3月16日(土)
研究発表会:13:00〜16:15 研究会総会:16:30〜17:00
終了後懇親会を催します(17:30〜19:30)。
場所:国立新美術館3階研修室C(東京都港区六本木7-22-2)
会費:無料。
参加申し込み:下記問合せ先までお願いいたします。懇親会参加の有無も合わせてお
知らせください。
問合せ先:画像色彩研究会 担当幹事 望月宏祐
Email:sigci-event2018@sigci.sakura.ne.jp FAX: 0268-39-0002(長野大学望月宏祐宛)

●研究発表セッションI(13:00〜14:30)

発表1 13:00〜13:30
RGBカラー画像からのファンデーション塗布の判定のための一手法
○古田なつみ,望月宏祐,田中法博(長野大学)
本論文では、RGBカラーカメラで撮影した肌の画像からファンデーションの
塗布の有無を判定するための一手法を提案する。RGBカラーカメラで撮影し
た人の肌の画像から分光反射率を推定し、その推定した分光反射率の形状から
ファンデーションの塗布状態を推定する。本研究では、まず、分光高度計を用
いて20代を中心に18歳から48歳までの男女の741個の肌の分光反射率デー
タを計測した。この計測データには素肌だけでなく、ファンデーションを塗布
したものも含まれている。その多数の分光反射率の特性をAutoEncoderや主
成分分析で分析し、その分析結果をもとに分光反射率を分類し、その分類結果
とRGBデータを対応させてファンデーションの塗布状態を推定する。実験で
は、素肌、薄く、中間、濃くの4段階でファンデーションを塗布した肌を2名
の被験者に対して計測し、その違いがどのように推定できるか調べた。この結
果、素肌とファンデーション塗布後の違いは2つの数値情報でできることがわ
かった。

発表2 13:30〜14:00
VR空間内での肌診断システムの検討
○福井麻友,山田絵理香,望月宏祐,田中法博(長野大学)
本論文では、隔地にいる対象の肌の状態を調べるために使用できるVR空間内
で肌診断システムの実現可能性についての検討を行った。肌の状態を色彩科学
的な視点で調べるためには没入空間で自由に照明環境を設定し、それを3次元
的に鑑賞できるVR技術は有効である。このとき肌の状態を様々な角度から肌
の状態を観察するためには、人の顔を画像情報と共に3次元形状を計測する必
要がある。しかしながら、人の場合には動いてしまうためにリアルタイムに肌
の形状を計測しなければならないという課題がある。そこで、本研究では、
Intel RealSense を用いてリアルタイムに人のRGBデータと形状データを計測
しながらVR空間で人を3次元的に再現する手法を提案する。この結果、リア
ルタイムに人の肌の状態をVR空間で3次元的に鑑賞できることがわかった。

発表3 14:00〜14:30
アゲハチョウ科の配色傾向解明にむけた分析手法の検討
○梯絵利奈、村松慶一、日比野治雄(千葉大学大学院)
筆者らはこれまで、蝶の色彩美に焦点を当て、美麗種の多いアゲハチョウ科の配
色傾向を調査してきた。このための主な手法として、蝶画像を色の類似度で分類
し、各クラスターの色彩分布を示すグラフの観察や、ガウス混合モデル(
Gaussian Mixture Model: GMM)を用いた統計処理などによって配色傾向を分析
した(梯ら, 2018; Kakehashi et al. 2018)。これらの取り組みによって得られ
たアゲハチョウ科の主な配色法則は1) 明度コントラスト、2) 類似彩度、3) 類
似色相であった。これらの結果はOu and Luo (2006)の実験的色彩調和論をはじ
めとした先行研究の結果の一部と一致していた。

●研究発表セッションII(14:45〜15:45)

発表4 14:45〜15:15
古文書と計測情報に基づいた小諸城の3DCG復元
○高寺恵司,望月宏祐,田中法博(長野大学)
本稿では、小諸城をデジタルアーカイブするため大型の建造物を史実に基づいて
3DCG復元する手法を提案する。特に小諸城の中で大型の建造物である本丸と二
の丸を主な対象として内部構造を含め復元をする。本丸は戦国時代の武将である
仙石秀久により築かれた建造物である。二の丸は「第二次上田合戦」の際に徳川
秀忠が本陣とした場所であり、歴史的に重要な建造物である。しかし、現在これ
らの建造物は全て取り壊されており、石垣のみが残されている状態である。その
ため本研究では小諸城に関する110点以上に及ぶ古文書に書き示されている情報
を基に復元を試みる。古文書の中には建造物の内部構造に関する情報も含まれて
いる。また現在の城跡の地形計測情報を統合して1700年代の建造物を3DCG復元す
る。

発表5 15:15〜15:45
適応型階段関数系による展開を用いた絵画画像の色変化ベクトルによる特徴分析
の予備的試行
○室屋泰三(国立新美術館)
絵画画像をはじめとする色彩画像の色変化について、画面上のさまざまなスケー
ルについての平均色差に由来した計量方法により、絵画画像の色変化の特徴につ
いて分析を試みてきた。特に完全正規直交系を用いることにより、色変化を計量
するにあたり、画面上の大きさについて重複することなく、かつ、取りこぼすこ
とがないような方法を構成した。さらに、使用する基底として画面上の色変化に
適応した階段関数系を定義することにより、色変化の特徴をより明確に捉えられ
る方法を提案してきた。これまでは明暗や彩度、a*値、b*値といった色成分ごと
に階段関数系により展開した係数のパワースペクトルや統計量から特徴をとらえ
ようとしてきたが、本発表では、展開係数の成すベクトルから画面上の色変化の
特徴分析を試みる。例えば、画面上隣接する展開係数ベクトルの内積から「直交
する色変化」や「色差空間上で類似の色変化」というような関係を見出すことが
可能であり、このような関係から画面上の色の配置(隣接関係)を保存した分析
方法を構成することができる。これまでに分析を試みてきたモネ、ゴッホ等80点
の絵画作品について、提案方法による分析を行い、絵画画像における、作家の
「個性」を計量的にとらえることができるのか、試行する。

●総合討論(15:45〜16:15)
●研究会総会(16:30〜17:00)

2018年11月19日(月) 2019年3月16日(土) 画像色彩研究会2018年度研究発表会・研究発表募集

≪画像色彩研究会≫
2018年度研究発表会 研究発表募集
主査 鈴木 卓治

画像色彩研究会では,下記のとおり研究発表会を開催します.画像と色彩に関する研
究の発表を広く求めます.具体的には色彩・芸術・デザイン・映像技術・CGや画像処
理等の情報技術といった様々な視点から色彩学に貢献できる新しい学術的知見につい
て議論できる場を設けます.みなさまの積極的な応募をお待ちしております.学生諸
君の発表をおおいに歓迎します.

日時・会場:2019(平成31)年3月16日(土) 13:00〜17:00(予定)
国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)3階 研修室C

応募資格:著者のうち1名以上が下記(1)〜(3)のいずれかであること.
(1)画像色彩研究会会員(応募時の入会可),(2)日本色彩学会会員,(3)(1)または
(2)に該当する指導者を共著者とする学生.なお,一人で2件以上の発表はできません
のでご注意ください.(著者に名を連ねることはかまいません.)

申込方法:事前に発表申込みを電子メールでお送りください.
なお発表申込みには,@発表タイトル,A著者(うち発表者に○印),B著者連絡
先,C発表概要(300 字程度)を記載してください.テーマセッションに申し込まれ
る方はそれもお書き添えください.画像色彩研究会の担当者が閲読を行い,数日中に
その結果をお知らせします.
申込締切:2019年2月15日(金)

応募先:研究発表会担当幹事 望月宏祐(長野大学)
email:sigci-event2018 at sigci.sakura.ne.jp
(スパム対策のため at を @ に読み換えてください.)

論文集の作成:講演論文集(PDF)を作成しますので,講演内容を論文にまとめ提出し
ていただきます.A4で4ページ(標準),2019年3月8日(金)を締切とします.詳細は
採否と同時にお知らせします.なお,論文集は2016年度より冊子体をとりやめダウン
ロード配布となりました.

研究会総会: 研究発表会に引き続き,17:00〜18:00(予定)まで研究会総会を開催
します.「会員の総意を研究会の運営に反映させる」場として,日本色彩学会研究会
規定第6条で年1回の開催が義務付けられているものです.

2018年11月19日(月) 2018年11月30日(金) 2018年度アートツアー 「東山魁夷展」「ボナール展」参加者募集

2018年度アートツアー 「東山魁夷展」「ボナール展」参加者募集

主査 鈴木卓治

画像色彩研究会のアートツアーは,優れた美術作品に接することで,
画像と色彩に関する知見をより深く得て頂くことを目的としています.
現在国立新美術館では「東山魁夷展」と「ボナール展」を開催中です.
ちょっと欲張りですが両方見てしまおう,という企画です.
みなさまの参加をお待ちしております.

日時 2018年11月30日(金) 18:00〜20:00
申込〆切 11月28日(水)

集合場所 国立新美術館1階ロビー(港区六本木7-22-2)
内容展 展覧会鑑賞,ディスカッション (館内にて)
参加資格 原則として日本色彩学会会員であること(お問い合わせください)
参加費 無料
定員 15名(先着順)
申込先 sigci-event2018 at sigci.sakura.ne.jp
(atを@に読み替えてください.スパム防止のため.)
(昨年度とは異なりますのでご注意ください.)

2018年2月15日(木) 2018年2月24日(土) 2017年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

日本色彩学会 画像色彩研究会
2017年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

主査 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

下記のとおり研究発表会ならびに研究会総会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:2018年2月24日(土)
研究発表会:13:00〜16:10 研究会総会:16:20〜17:00
終了後懇親会を催します(17:30〜19:30)
場所:国立新美術館3階研修室C(東京都港区六本木7-22-2)
会費:無料.
参加申し込み:下記問合せ先までお願いいたします。懇親会参加の有無も合わせてお
知らせください。
問合せ先:画像色彩研究会 担当幹事 望月宏祐
Email:sigci-event2017@sigci.sakura.ne.jp FAX: 0268-39-0002(長野大学望月宏祐宛)

●研究発表セッションI(13:00〜14:00)

1) VR用分光レンダリングエンジンの実装方法の検討 
      木村薫平,田中法博,望月宏祐(長野大学企業情報学部)
 本稿では,仮想現実(VR)空間で分光ベースレンダリングするための
エンジンを実装する方法を提案する.まず,分光ベースレンダリングの
エンジン部分をUnity Game Engine上に実装する方法を述べ,Oculus
Riftを用いてVR空間内で分光ベースレンダリングされたシーンと物体
を鑑賞する方法を述べる.ゲームエンジン内での分光情報の記録・処理
方法とシェーダの記述方法について示し,実際に計測した光源の分光分
布や物体の分光反射率を使用して物体をCG再現する.
 本稿の段階では,3Dヘッドマウントディスプレイではなく通常のディ
スプレイ上に実際にX-RiteカラーチャートのCG再現を行い,実物と再
現CGの色差を調べた.この結果,太陽光照明下において,CIE L*a*b
空間上での色差が3.5となった.

2) 小諸城周辺の地形情報の3DCG復元 
      小井土和宏,望月宏祐,田中法博(長野大学企業情報学部)
 本稿では,小諸城をデジタルアーカイブするために必要な,小諸城を
含めた周辺の地形を3DCGで復元する手法を提案する.小諸城は多数の
谷にかこまれている全国的にも珍しい構造をしており,穴城と呼ばれる
ほど城の地形に特徴がある.小諸城は110点以上に及ぶ古文書や延宝二
年(1674年)当時の城下町等を含めた復元図が存在する.本研究では
これらの情報に加え,3次元レーザー計測機による形状計測や,画像計
測など複数の情報を統合して地形を復元する.このとき,小諸城が当時
存在した現在の小諸懐古園に残されている石垣や,樹齢500年以上とい
われる欅を詳細に計測する.最後に,小諸城周辺を含めた地形全体の情
報を3DCG化する.

●研究発表セッションII(14:10〜15:10)
3) 光沢布地の色の見えと質感印象に対する色彩情報と明るさ感の影響
      何 水蘭,中島 由貴,渕田 隆義(女子美術大学大学院)
 ファッション店舗では様々な種類の衣服が展示されているが,特に光沢
を有する布地は照明と展示方法によっては正確な色と質感を認識すること
が難しい場合がある.筆者らの先行実験では,光源の分光分布を変化させ
た場合,光沢布地の色彩情報は色の見えだけでなく,質感印象にも影響を
与えることを明らかにした。
 本研究は、光沢布地画像を用いて色の見えと質感印象に対して,色彩
情報がどのように影響するのかを画像実験で検討したものである。実験で
は、色相4種類(R,Y,G,B)の光沢布地画像の(a)L*一定、C*を4段階に変化
した画像から2つを液晶モニタ上に同時に並置提示、また(b)C*を一定と
した4色相の布地画像から2つを並置提示し、被験者は左画像に対して右
画像を色の見え、質感印象に関してSD評価(9段階)した。その結果、布
地画像のC* は色の見え評価だけでなく質感印象にも強く関係しているこ
とが示された。それにはHelmholz-Kohlraush効果による明るさ感増加も
影響しているのではないかと推定した。

4) 再帰的2分割による任意波長を持つ階段関数系の構成の試み
       室屋泰三(国立新美術館)
 色彩画像の画面上の色変化の大きさ(波長)に対して、色変化の大きさ
を対応させる「波長分析」(小林光夫、2002)として、Haar基底など完全
正規直交系を用いて、その展開係数をもとに絵画画像の色彩変化の特徴を
計量的にとらえることを試みてきた。しかし、画面を均等に分割すること
により、何等かの意味でひとまとまりとしてとらえるべき色変化を分割し
て計量してしまう可能性があった。そこで、分割の方法の自由度について
検討を重ねた。Haar基底のような2等分ではなく、再帰的に3等分する
基底系を考案してきた。しかしながら、均等な分割での限界は明らかであり、
任意の分割を許容する基底系を作ることができないかを検討し、画面上の
矩形領域を4分割する任意波長を持つ基底系を構成できた。
 本研究では、より単純な構造を持つ任意波長の基底系を構成することを
試みる。色彩画像Sを縦方向または横方向のいずれかについて2分割した
矩形領域を矩形領域をS'、S''とする。ここで、S = S'∪S''である。また
S'、S''は各矩形領域の面積を示すものとする。
φ_S (x) = (√(S''/(S'(S'+S''))) (x ∈S'); -√(S'/(S''(S'+S''))) (x ∈S''); 0 (x ∉S)。
以降、矩形領域S' 、S''を再帰的に分割し、それぞれについてφ_S'、φ_S''
を求めていくことにより、完全正規直交系{φ_S}が得られる。ここで分割方法
として、矩形領域内の代表色と各画素の色差の重心を分割点とすることを考
える。この「色差重心」は画面上の構成のある種の「バランス」を与えるも
のと考えているが、そのほか、平均色に対する色差や隣接する画素情報の
色差等の分割のバリエーションが考えられる。
 発表では、分割方法のバリエーションと共に基底系の構成を提示し、作品
画像の色変化の特徴との関連について考察する。

●総合討論(15:20〜16:10)
●研究会総会(16:20〜17:00)

2017年12月26日(火) 2018年2月24日(土) 画像色彩研究会2017年度研究発表会・研究発表募集

≪画像色彩研究会≫
2017年度研究発表会 研究発表募集
主査 鈴木 卓治

画像色彩研究会では,下記のとおり研究発表会を開催します.画像と色彩に関する研究の発表を広く求めます.具体的には色彩・芸術・デザイン・映像技術・CGや画像処理等の情報技術といった様々な視点から色彩学に貢献できる新しい学術的知見について議論できる場を設けます.みなさまの積極的な応募をお待ちしております.学生諸君の発表をおおいに歓迎します.

日時・会場:2018(平成30)年2月24日(土) 13:00〜17:00(予定)
国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)3階 研修室C

応募資格:著者のうち1名以上が下記(1)〜(3)のいずれかであること.
(1)画像色彩研究会会員(応募時の入会可),(2)日本色彩学会会員,(3)(1)または(2)に該当する指導者を共著者とする学生.なお,一人で2件以上の発表はできませんのでご注意ください.(著者に名を連ねることはかまいません.)

申込方法:事前に発表申込みを電子メールでお送りください.
なお発表申込みには,@発表タイトル,A著者(うち発表者に○印),B著者連絡先,C発表概要(300 字程度)を記載してください.テーマセッションに申し込まれる方はそれもお書き添えください.画像色彩研究会の担当者が閲読を行い,数日中にその結果をお知らせします.
申込締切:2018年1月26日(金)

応募先:研究発表会担当幹事 望月宏祐(長野大学)
email:sigci-event2017@sigci.sakura.ne.jp

論文集の作成:講演論文集(PDF)を作成しますので,講演内容を論文にまとめ提出していただきます.A4で4ページ(標準),2018年2月16日(金)を締切とします.詳細は採否と同時にお知らせします.なお,論文集は2016年度より冊子体をとりやめダウンロード配布となりました.

研究会総会: 研究発表会に引き続き,17:00〜18:00(予定)まで研究会総会を開催します.「会員の総意を研究会の運営に反映させる」場として,日本色彩学会研究会規定第6条で年1回の開催が義務付けられているものです.

2017年4月3日(月) 2017年4月21日(金),5月19日(金) 2017年度アートツアー 第1回「草間彌生展」 第2回「ミュシャ展」 参加者募集

2017年度アートツアー 第1回「草間彌生展」 第2回「ミュシャ展」参加者募集

主査 鈴木卓治

画像色彩研究会のアートツアーは,優れた美術作品に接することで,
画像と色彩に関する知見をより深く得て頂くことを目的としています.
2017年度の第1回は,国立新美術館で開催中の「草間彌生展」を,
第2回は「ミュシャ展」を取りあげます.
みなさまの参加をお待ちしております.

第1回「草間彌生展」
日時 2017年4月21日(金) 18:00〜20:00
申込〆切 4月19日(水)

第2回「ミュシャ展」
日時 2017年5月19日(金) 18:00〜20:00
申込〆切5月17日(水)

集合場所 国立新美術館1階ロビー(港区六本木7-22-2)
内容展 展覧会鑑賞,ディスカッション (館内にて)
参加資格 原則として日本色彩学会会員であること(お問い合わせください)
参加費 無料
定員 15名(先着順)
申込先 sigci-event2017 at sigci.sakura.ne.jp
(atを@に読み替えてください.スパム防止のため.)
(昨年度とは異なりますのでご注意ください.)
コーディネータ 粟野由美(東京造形大学)

以上

2017年3月1日(水) 2017年3月4日(土)2016年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

日本色彩学会 画像色彩研究会
2016年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

主査 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

下記のとおり研究発表会ならびに研究会総会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:2017年3月4日(土)
研究発表会:13:00〜16:10 研究会総会:16:20〜17:00
終了後懇親会を催します(17:30〜19:30)
場所:国立新美術館3階研修室A(東京都港区六本木7-22-2)
会費:無料.
参加申し込み:下記問合せ先までお願いいたします。懇親会参加の有無も合わせてお
知らせください。
問合せ先:画像色彩研究会 担当幹事 望月宏祐
Email:sigci-event@sigci.sakura.ne.jp FAX: 0268-39-0002(長野大学望月宏祐宛)

●研究発表セッションI(13:00〜14:00)
座長:室屋泰三(国立新美術館)

1) デジタルアーカイブ用CGシステムのオンラインサーバの試作
辰野直哉,木村薫平,櫻井千寛,田中法博(長野大学)
本研究では,小諸城を対象に大規模な建造物の文化財デジタルアーカイブコンテンツ
を分光ベースのCG技術で映像復元する.分光ベースのCGシステムは,適切な照明環境
を実装すれば,高い色再現精度で建造物の外部や内部を詳細にCG再現できる.このと
き仮想空間内に複数のユーザが同時参加できれば,当時の城郭の様子を複数のユーザ
が他のユーザと連携しながら場内の様子を鑑賞できる.CGコンテンツ内を複数のユー
ザが同時に参加して鑑賞できるオンラインシステムを試作する.本稿では,そのサー
バ部分の実装方法について報告する.この結果,デジタルアーカイブした小諸城内を
複数のユーザが連携して参加できるようになった.

2) 画像計測に基づいた漆材の光反射特性推定法
望月宏祐,足立優奈,田中法博(長野大学企業情報学部),
李元貞(畿央大学健康科学部)
本研究では,棗漆器を対象に画像計測に基づいた光反射特性を定量的に推定する手法
を提案する.このとき棗の円筒に近い部分を円筒形状と仮定して画像情報のみから光
反射特性と照明方向を推定する.本稿では,新たに円筒形状を仮定した反射特性推定
用のモデル式を構築し,そのモデルパラメータとして漆器の反射特性を推定した.こ
の手法を用いて,計測は漆のほかにウレタン,カシューなど他の材質や,刷塗りや吹
き付けなど塗り方が異なるものを対象として計測した.この結果,漆材と他の材質の
間に推定値の違いが見られた.最後に推定したモデルパラメータを用いて分光ベース
で3DCG再現した.

●研究発表セッションI(14:10〜15:10)
座長:鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

3) 絵画画像の色彩の構造を離散的に捉えるための試行
室屋泰三(国立新美術館)
絵画画像をはじめとする色彩画像の色変化の特徴を計量的に捉えることを試みてきた。
本研究では色彩画像を色相、明度、彩度について分解して画面を領域分割し、その領
域間の関係を考えることで色変化の特徴を捉えることを試みる。十分高い解像度のデ
ジタル画像を用いることで、筆致一つ一つを判別できるほどの小領域までの分割が可
能となる。提案手法はこれまでに行ってきた完全正規直交系を用いたアプローチと異
なり、筆致のひとつひとつを追跡するような方法であり、完全正規直交系の規則的な
分解によって生じるアーティファクト(偽変化)を避けることのできる手法となるこ
とが期待できる。発表ではポール・シニャックの点描技法による作品などを題材に提
案手法について考察する。

4)「色彩の感情表現」試料アーカイブの設計
〜オンライン・データベースのUIデザインについて〜
粟野由美(東京造形大学)
1950年代から2000年にかけて日本の芸術系大学にて実施された「色彩による感情表現」
という課題に対する作品(回答)1500点余のデータベース化に取り組んでいる.前回
は初期の304点収録時点で,1)計量心理学的研究対象としての固有性, 2)情報環境の画
像記録としての全体性, 3)20世紀後半の色彩教育のひとつの特徴を示す系譜として,試
料の有用性を検討した.今回は,その後追加収録した250点余を含む550点余から構築し
たオンライン・データベースの設計について、情報デザインの観点から検討し、報告
する.収録試料のなかには詩的な散文や小論文を添付したものが多く含まれ,それらは
1)について多様な手掛かりを提供する一方で,色と言葉が双補完的に存在することで、
「色彩」と「感情」の経路の複雑さも示している.こうした試料群から計量的観察に
適した要素抽出をする考え方も整理しておきたい.

●総合討論(15:20〜16:10)
●研究会総会(16:20〜17:00)

以上.

2016年12月22日(木) 2017年3月4日(土) 画像色彩研究会2016年度研究発表会・研究発表募集

≪画像色彩研究会≫
2016年度研究発表会・研究発表募集
主査 鈴木 卓治

画像色彩研究会では,下記のとおり研究発表会を開催します.画像と色彩に関する研究の発表を広く求めます.具体的には色彩・芸術・デザイン・映像技術・CGや画像処理等の情報技術といった様々な視点から色彩学に貢献できる新しい学術的知見について議論できる場を設けます.みなさまの積極的な応募をお待ちしております.学生諸君の発表をおおいに歓迎します.

日時・会場:2017(平成29)年3月4日(土) 13:00〜17:00(予定)
国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)

応募資格:著者のうち1名以上が下記(1)〜(3)のいずれかであること.
(1)画像色彩研究会会員(応募時の入会可),(2)日本色彩学会会員,(3)(1)または(2)に該当する指導者を共著者とする学生.なお,一人で2件以上の発表はできませんのでご注意ください.(著者に名を連ねることはかまいません.)

申込方法:事前に発表申込みを電子メールでお送りください.
なお発表申込みには,@発表タイトル,A著者(うち発表者に○印),B著者連絡先,C発表概要(300 字程度)を記載してください.テーマセッションに申し込まれる方はそれもお書き添えください.画像色彩研究会の担当者が閲読を行い,数日中にその結果をお知らせします.
申込締切:2017年1月27日(金) 2017年2月3日(金)

応募先:研究会発表会担当幹事 望月宏祐(長野大学)
email:sigci-event2016@sigci.sakura.ne.jp

論文集の作成:講演論文集(PDF)を作成しますので,講演内容を論文にまとめ提出していただきます.A4で4ページ(標準),2017年2月24日(金)を締切とします.詳細は採否と同時にお知らせします.なお,今年度より論文集はPDF版のダウンロード配布とさせていただきます.

研究会総会: 研究発表会に引き続き,17:00〜18:00(予定)まで研究会総会を開催します.「会員の総意を研究会の運営に反映させる」場として,日本色彩学会研究会規定第6条で年1回の開催が義務付けられているものです.

2016年5月12日(木) 2016年6月25日(土) 2016年度アートツアー 第1回「ルノアール展」 参加者募集

2016年度アートツアー 第1回「ルノアール展」 参加者募集

主査 鈴木卓治

画像色彩研究会のアートツアーは,優れた美術作品に接することで,画像と色彩に関する知見をより深く得て頂くことを目的としています.第1回は,国立新美術館で開催中の「ルノアール展」を取りあげます.日本でも多くのファンがいるルノアールの,しかもオルセー美術館やオランジュリー美術館の名品を一度に見ることのできる絶好のチャンスです.ぜひ一緒に楽しみましょう.ご参加をお待ちしています.

日時 2016年6月25日(土) 16:00〜18:00
集合場所 国立新美術館1階ロビー(港区六本木7-22-2)
内容 ルノアール展鑑賞,ディスカッション+情報交換会(館内にて)
参加資格 原則として日本色彩学会会員であること(お問い合わせください)
参加費 無料
定員 15名(先着順)
申込先 sigci-event2016@sigci.sakura.ne.jp(昨年度とは異なりますのでご注意ください)
〆切 6月23日(木)
コーディネータ 粟野由美(東京造形大学)

2016年2月7日(日) 2016年2月27日(土) 2015年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

《PDFファイルによるご案内はこちら》

日本色彩学会 画像色彩研究会
2015年度研究発表会ならびに研究会総会開催のお知らせ

主査 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

下記のとおり研究発表会ならびに研究会総会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:2016年2月27日(土)
研究発表会:13:00〜16:10 研究会総会:16:20〜17:00
終了後懇親会を催します(17:30〜19:30)
場所:国立新美術館3階研修室A(東京都港区六本木7-22-2)
会費:資料代として1,000円をいただきます.
参加申し込み:下記問合せ先までお願いいたします。懇親会参加の有無も合わせてお
知らせください。
問合せ先:画像色彩研究会 担当幹事 望月宏祐
Email:sigci-event@sigci.sakura.ne.jp FAX: 0268-39-0002(長野大学望月宏祐宛)

●一般セッション(13:00〜13:50)
座長:鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

1) 絵画画像の色彩変化の離散的構造について
室屋泰三(国立新美術館)
著者はこれまでWavelet変換や独自の完全正規直交関数系を用いて、絵画画像の色彩
変化について分析を試みてきた。しかしながら、画面上でスケールが異なる色変化、
すなわち画面上での意味や役割が異なる色変化に対して、同一のモデル(基底関数)
を適用すること、数学的な理由により色変化の計量に重み付けを行うこと、鑑賞者は
作品を必ずしも階層的には見ないことなど、数学的モデルを用いることが分析結果を
作品の色変化の直感的理解から乖離させてしまうことがある。本発表では、これらの
反省点から、非階層的で離散的な色変化分析モデルの構築を試行する。今回は簡単の
ため画像を矩形領域に分割し、それぞれに対して色変化に応じた特徴ベクトルを求
め、特徴ベクトルにより矩形領域を分類し、また、画面上での同一色変化の位置や相
互距離等の構造について考察してみる。

2)「心象の色彩表現」アーカイブの方法と活用について
〜配色と構成および質感の傾向分類報告〜
粟野由美(東京造形大学)
1950年代〜2000年に日本の美術系大学での色彩演習科目において課された「心象の色
彩表現」課題に対する学生の回答(絵画作品)のうち、現存する概ね1500点につい
て、現在、二次元の撮影を行い、データベース化に取り組んでいる。これらは芸術的
意志に導かれた由来の芸術作品とは言えないものの、表現技法の実験場として豊かな
創造性が認められる。一枚の単体として、あるいは1500枚の集合体として、色彩と構
成および素材への認識を深める実験場としての有意義性、色彩心理効果、情報流通に
よる共通感覚の形成という社会文化の点、そして芸術家育成の造形基礎教育の効果を
測るという点に照らして、興味深い試料である
今回は、デジタル撮影が済んだ305件を対象に、心象の色彩・構成・質感への代替に
どのような傾向がみられるかを分類して報告する。表面を成す配色・構成・質感(触
感)のうち、質感の一要素である凹凸は厳密には測定していない。「絵画」を平面と
して扱うか、立体として扱うべきか、デジタルアーカイビングにおける凹凸情報採取
の必要性についても考察する。あわせて、この試料の活用の可能性について見解を述
べる。

●テーマセッション「色彩と人の技」(14:00〜15:15)
座長:室屋泰三(国立新美術館)

3) ファンデーションを塗布した肌と素肌の分光反射特性の計測
兼子亜弓,洪 昇完,田中法博,望月宏祐(長野大学企業情報学部)
本稿では,ファンデーションを塗布した肌と素肌の分光的な反射特性のそれぞれを定
量計測し,その違いを調べる.まず,人の顔部分の反射特性を計測できる計測系を試
作し,入射角度を変化させながら分光放射輝度の変化を計測できるようにした.この
計測系を用いて同一人物の顔部分に対してファンデーションを塗布した肌と素肌の両
方を計測し,幾何的な変化に対して分光放射輝度がどのように変化するかを調べた.
この結果,ファンデーションを塗布することで肌の反射率が高くなるだけでなく,
ファンデーションを塗布した肌は素肌と比較して,入射角度が大きくなった場合でも
分光放射輝度の低下が少なくなることが確認された.

4) 漆器の光反射特性の画像計測に関する一手法
足立優奈,望月宏祐,田中法博(長野大学企業情報学部),
李元貞(畿央大学健康科学部)
本稿では,画像計測に基づいて漆器の光反射特性を推定する手法を提案する.本研究
では棗の形状を対象に漆の反射特性を画像計測する手法を示す.反射特性計測には,
観測方向,法線方向,照明方向の幾何的な関係を知る必要がある.このため,計測物
体である棗の円筒に近い部分を円筒形状と仮定して画像情報のみから推定する手法を
提案する.この方法を用いて,計測は漆のほかにウレタン,カシューなど他の材質
や,刷塗りや吹き付けなど塗り方が異なるものをそれぞれ計測し,光反射特性の違い
を検証した.また,計測値はTorrance-sparrowモデルをベースとした光反射モデルで
フィッティングし,そのときのモデルパラメータを推定した.

5) 万年筆資料の展開図画像の画質改善のためのひとつの工夫
鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
国立歴史民俗博物館(以下歴博)が平成28年春に開催する企画展示「万年筆の生活
誌」のために,歴博が所蔵する蒔絵万年筆資料の展開図を作成した.スリットカメラ
の原理に基づき,万年筆を一定角度(5°)で回転して撮影したマルチアングル画像
から展開図を合成したが,万年筆の太さは均一でないので画像の幅が必ずしも回転角
に比例せず,単純に一定の幅で切り出した画像を合成したのでは重複や欠損を生じ
る.そこで簡単な画像処理によって万年筆の太さを求め,幅が回転角に一致する補正
画像を生成したところ,重複や欠損のない画像を得ることができた.本発表では,ク
リップのようにまわりから著しく飛び出している部分があると,画像から正確に半径
を求められない部位(たとえばクリップの左右部分)が生じ,画像が乱れる問題を解
決するための工夫について述べる.

●総合討論(15:15〜15:45)
●2015年度アートツアー報告(15:50〜16:10) 報告者:粟野由美(東京造形大学)
●研究会総会(16:20〜17:00)

以上.

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