色彩教材研究会からのお知らせ

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2013年10月18日(金) 色彩教材研究会 速報 2013-12 色彩教材研究会第4回幹事会報告

 色彩教材研究会の第4回幹事会が、平成25年9月29日(日)午前11時から、渋谷・大和田センター会議室において、特別セミナーに先立ち、主査、幹事5名、顧問3名が出席して開催されました。
 研究会員の皆様に報告する事項は以下の通りです。
議題:特別セミナーについて
 当日開催の特別セミナー「デザインと色材の関わり-彩色・加飾のための材料-」の進行方法や、担当等について審議されました。
議題:教材頒布について
 教材の頒布は今回、テストケースとし、今後もセミナー等のイベントでのみ有料頒布することが決りました。
議題:今後のイベントについて
 北畠顧問から提案がありましたが、結論は出ず、保留となりました。

●次回幹事会予定
平成25年12月4日(水)18時〜20 時 
会場:色彩学会会議室
(文責:永田泰弘)

2013年10月10日(木) 色彩教材研究会 速報 2013-11 第10回研究発表会 研究発表募集のお知らせ

第10回研究発表会 研究発表募集のお知らせ

主査 永田 泰弘

 色彩教材研究会では第10回研究発表会を開催いたします.
「色彩教材に関する研究」,「制作した色彩教材を使った事例報告」「色彩教育における指導法の実例」等,皆様の色彩教材や色彩教育に関する日頃の研究の成果,事例報告などを募集いたします.
 同時に、色彩教材研究会会員が作成した「第2回頒布用色彩教材(データ型)の有料頒布」を行います。
 なお研究発表内容は当日配布する要旨集に掲載し,後日,研究発表会報告として,日本色彩学会誌に掲載する予定です.
 お申込の皆様には,研究発表書式を追ってお知らせいたします.多数の皆様のご応募をお待ちしております.

予定日時:2014 年2月15日(土)
(会場・時刻とも未確定のため,他の情報も含めて詳細は別にご案内します.)
予定会場:渋谷区文化総合センター大和田(抽選後確定するために未定)
応募資格:発表者(複数名の場合はその内の1名)が (1)色彩教材研究会会員 (2)日本色彩学会会員のいずれかであること.
発表形式:口頭発表(20分予定,質疑応答含む)
付属のポスター展示は、会場における設備の関係を調整してお知らせします。
申込方法:発表のタイトル,発表形式,発表者,発表者所属,800から1000字以内の発表概要 (画像添付可),発表者の連絡先(郵便番号・住所・Tel.・Fax.・E-mailアドレスなど),をA4一枚にまとめてご応募ください.
 なお応募者多数の場合には,色彩教材研究会幹事会にて選考をさせていただきます.また色彩教材研究会の研究発表として不適切 (営利目的等)と研究会幹事会にて判断した場合には,内容を修正していただく場合がある事をご了承ください.

参加費:1,000円(発表者1名は参加費無料)
申込期間:2013年11月10日(日) から 2014年1月10日(金) まで.
応募先:下記に,E-mailまたはFax/でお申し込みください.
    (永田泰弘宛) e-mail:nagataya@adachi.ne.jp Fax.03-3883-7739 
 お申込をされた方へは,申込を受けた旨のご連絡をいたします.万が一,1週間以上経過しても連絡がない場合には,お問い合わせください.
※E-mailで申込みの場合は,タイトルに「研究発表申込み」と明記してください.
※ 研究発表会についてご質問等がある場合は,
 (永田泰弘宛)e-mail:nagataya@adachi.ne.jp, Fax.03-3883-7739 までお問い合わせください.

以上

2013年10月10日(木) 色彩教材研究会 速報 2013-10 特別セミナー「デザインと色材の関わり-彩色・加飾のための材料-」報告

 特別セミナー「デザインと色材の関わり-彩色・加飾のための材料-」が平成25年9月29日(日)に、渋谷区文化総合センターにて開催されました。
 有料参加者(研究会会員:2,000円、会員外:3,000円)が41名、幹事等9名を加え合計50名の参加がありました。
 講師はDICカラーデザイン株式会社の竹下幹事が務め、セミナーの内容は以下の通りでした。
●セミナーの概要
 塗料や印刷インキをはじめ、建築物や工業製品などを彩色するための着色材料(色材)の主な特徴や用途が解説されました。また、建築・グラフィック・プロダクト等のデザイン分野における、材料選択の考え方や色彩表現の事例が、豊富なビジュアルとともに紹介されました。
 その内容は以下の通りでした。

1) 色再現の原理(スライド:15枚)
◇色が見えるしくみ:光の性質/モノの性質/目の性質
◇色再現の原理:色の知覚に関係する要素/色光の色再現/色材の色再現
/色再現の方式によって異なる色域/照明による色の見え方の違い
◇顔料と染料:特徴と用途/顔料の性質を左右する因子/顔料の粒子径による発色性の変化

2) 彩色・加飾に用いられるさまざまな色材(スライド:36枚)
・顔料を使用した色材の用途
◇塗料:塗料の役割・主な用途/塗料の構成/反射の違いによる光沢感
/光輝材の構造と発色原理/カラーコミュニケーションツール/塗装方法
◇印刷インキ:印刷インキの役割・主な用途/印刷インキの構成/特色インキ
/プロセスインキ/カラーコミュニケーションツール/印刷方法
◇プラスチックの着色剤:プラスチック着色剤の役割・主な用途/プラスチック着色剤の形態/カラーコミュニケーションツール/成形方法
◇色材の発色性と耐久性について:顔料の堅牢性/有機顔料の堅牢性と用途/印刷インキの耐性

3) デザイン領域と色材の関わり(スライド:23枚)
◇建築・空間デザインと色材:住宅・商業施設/塗装化粧板/インテリア空間/各種不燃化粧板/人工皮革用着色剤
◇パッケージデザインと色材:広色域印刷/疑似エンボスコーティング/意匠性フィール/梨地フィルム/ラミネート缶用ニス・接着剤
◇プロダクトデザインと色材:自動車/電化製品/インサート成形/水圧転写

展示品
 講演内容の参考品として、「塗料用標準色」、「JPMA景観色標準体系」、「JIS標準色票」、「RAL」、「NCS」、「DICカラーガイド」、「「PANTONEプラスチックカラーシステム」など、20点以上の色見本帳類が展示されて、北畠顧問から解説がなされました。

●色彩教材の頒布
 予め学会のホームページで紹介しておいた頒布教材(PPTX)9点(1点500円)の内容のコピーを会場内に回覧して希望をとりました。頒布教材の購入者は21人、延べ頒布データ数133と、初めての試みとしては、大変好評でした。頒布代金は色彩教材研究会と出品者が折半するシステムです。
 1)内容を確認して、2)注文し、3)データをUSBメモリーに記録し、4)代金の受け渡しをするという、一連の過程を効率よく行なう、このシステムを定着させたいと考えています。教材の交換市場のような形になれば研究会員の方々のお役に立てるのではないのでしょうか。
(文責:永田泰弘)

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