『今年の色』受賞者決定!

 昨年末に決定しました2018年『今年の色』の表彰式が、2019年3月21日(木;祝)の第1回インターナショナル・カラー・デイの中で執り行われました。
 厳正なる審査・抽選のもと、受賞者は、以下の3名の方に決定いたしました。表彰式では、(一社)日本色彩学会高橋会長より表彰状と記念品を贈呈させて頂きました。


「 青 」 の受賞者は、永田泰弘様
2020年オリンピック・パラリンピックのエンブレムに使われている「藍色」

「 赤 」 の受賞者は、大倉素子様
ロサンゼルス・エンゼルスの「レッド」

「 グレイ 」 の受賞者は、山本暁美様
シニア女性に注目された「グレイヘア」の「グレイ」


 2019年も同様の企画を予定しております。改元も行われる2019年は、はたしてどんな色に象徴される一年になるでしょうか。今から興味深く待たれます。多くの皆様からの応募をお待ちしております。 

平成31年3月21日
       日本色彩学会 『今年の色』選考委員会 委員長 下川 美知瑠




2018年『今年の色』 発表


 募集期間が短かったにもかかわらず多数のご応募をいただき、ありがとうございました。選考委員会にて厳正に選考した結果、下記3色を2018年『今年の色』として決定いたしました。

「青」
「赤」
「グレイ」

 「青」については、「藍色」「ジャパンブルー」を中心に、「青色」「コバルトブルー」「空色」「瑠璃色」「薄花色」という青系統の色が多く集まりました。本来ならば単色を挙げるべきかと思いますが、どれも青系統であることを重視して「青」とさせていただきました。
 「青」が選ばれた理由としては、オリンピック・パラリンピックのエンブレムの色、日本を代表する「ジャパンブルー」、「藍色」のタクシー、テクノロジーや通信を連想させる色、テクノロジーの発展した平成の時代、災害に負けない青い空といった言葉が見られました。

 「赤」が選ばれた理由として、酷暑が目立ち、災害ボランティア尾畠さんの赤いタオル鉢巻、トランプ大統領の赤いネクタイ、米韓の国旗の色、大谷選手のロサンゼルス・エンゼルスのレッドといった言葉が見られました。

 「グレイ」が選ばれた理由として、台風や豪雨、地震などの災害、雲に覆われた空、女性の「グレイヘア」の注目、スポーツ界の不祥事といった言葉が見られました。

 全体に、2018年の酷暑、豪雨、台風、地震などの甚大な「災害」や、「平成最後の年」といった言葉が多く見られました。どの色の理由にも、「災害に負けない」、「次に向かう」といった気持ちが読み取れます。選ばれた3色は、2018年の記憶を呼び起こし、象徴される色となったようです。
 また、応募していただいた色名には、日本の伝統色も多数見られ、さすがに色に関心がある方々ならではと感心させられました。

 上記3色の推薦者の中から抽選して当選者を選び(後日、本人に連絡いたします)、2019年3月21日に予定しているインターナショナル・カラー・デーの企画にて表彰式を執り行います。
 あらためまして、本企画へのご賛同・ご参加ありがとうございます。2019年が、皆様にとりまして、一層カラフルで幸せな一年となりますように。

平成30年12月28日

日本色彩学会『今年の色』選考委員会 委員長 下川美知瑠



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