『MIC2019』 発表
〜2019年を彩った色〜


 昨年の第1回は『今年の色』として募集致しましたが、今年から『MIC(Most Impressive Color)2019』〜2019年を彩った色〜 と名称を改めました。
 募集期間が短かったにもかかわらず多数のご応募をいただき、ありがとうございました。選考委員会にて厳正に選考した結果、下記の色を『MIC 2019』〜2019年を彩った色〜として決定いたしました。

「黄櫨染」(こうろぜん)

 「黄櫨染」とは、天皇の禁色といわれ、天皇以外の者の着用が禁止された色で、日本の伝統色のひとつです。今年の即位礼正殿の儀で、天皇陛下が着用されたのが「黄櫨染」御袍でした。TVでも何度も紹介されており、皆様の記憶に鮮やかに残ったようです。
 応募された方々の圧倒的多数の支持を得て、この色が選ばれました。令和という新たな元号の始まりにふさわしい、日本の伝統色であることは、「万葉集」と共に、日本の再発見のように思われます。

 その他の色として、「茶色」「土色」「白」「玉虫色」「濃紺」「パープル」「赤と白」「黒」「ベージュ」があげられました。
 「茶色」は、「ベージュ」も含め、ファッションで、大人気のタピオカミルクティなどの「ラテ・カラー」として大流行でした。「土色」は泥水や土石流の色、災害ごみの色などを指すとのことです。
 「白」は即位礼の皇后陛下のローブデコルテの色、来日したローマ法王の祭服の色、東京モーターショーの「パールホワイト」の色、ファッションで注目された白でのワントーンコーデなどが挙げられました。「玉虫色」は新天皇即位の盛り上がりの一方で、台風や豪雨による災害で甚大な被害を受けた地域もあり、地域差が大きく、「玉虫色」と重なるという声もありました。「濃紺」はTOKYO 2020のロゴマークがよく見られたこと、「パープル」はクリスマスイルミネーションや「アナと雪の女王」の衣装の色から。「赤と白」はラグビーW杯の日本代表チームのユニフォームの色、「黒」は政治・経済共に低迷や疑惑が噴出したことからでした。

 「黄櫨染」の推薦者の中から抽選して当選者を選び(後日、本人に連絡いたします)、2020年3月20日(金)に予定しているインターナショナル・カラー・デイ(ICD)の企画にて表彰式を執り行います。
 あらためまして、本企画へのご賛同・ご参加ありがとうございます。来る令和2年の2020年が、皆様にとりまして、さらに彩り豊かで幸せな一年となりますように。

令和元年12月30日

(一社)日本色彩学会『MIC2019』〜2019年を彩った色 選考委員会 委員長 下川美知瑠



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