AIC2015実行委員会からのお知らせ

バックナンバー (201409.html)

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2014年9月5日(金) AIC2015ホームページの日本語表示について

日本語でAICのホームページを見たいとのご要望がありました.
ご要望にお応えするにはシステム上困難な点がございますため,以下に
示すブラウザ翻訳機能を用いて,ご覧頂ければと考えております.
もちろん,すべて正確に翻訳されるわけではございませんので,多少の
ご不便をおかけしますが,ご理解のほどよろしくお願いいたします.

(1) Internet Explorer の場合 (バージョン8で確認)
  ツールバー(WindowsLiveToolbar)の翻訳ボタン
  (「a→あ」の図柄)をクリックしてください.
  または,Googleツールバーから翻訳を選択するか,ツールバーの
  コマンドバーより「ページ」をクリックし「Bingで翻訳」を選択
  してください.

(2) Firefox の場合 (バージョン3.5.5で確認)
  Googleツールバーから翻訳を選択してください.
  ボタンがない場合は,Googleツールバーのアドオンを入れてください.

(3) Google Chrome の場合 (バージョン 36.0.1985.143で確認)
  画面上で右ボタンをクリックし,「日本語に翻訳」を選択してください.

(4) Safari の場合
  拡張機能として「Translate」をインストールして,画面上で右ボタンを
  クリックし,「Translate this Page」を選択してください.
  設定として,「Safari」->「環境設定…」->「機能拡張」で,
  Translateを選択し,Translate to を Japanese にしてください.

2014年9月1日(月) AIC2015Tokyo News (2014.09)

 マルチスペクトル色彩国際シンポジウム(MCS2015)がAIC2015の一部として,
来年5月,東京・御茶ノ水で開催されます.MCS(Multispectral Color Science)は
1999年に第1回国際シンポジウムを機に設立された学術団体で,初期の頃は単独で
シンポジウムを開催していましたが,近年ではAICのような色彩の国際会議と共催
する形で開催されてきました.直近では AIC2013 Congressの一部としてMCS2013
国際シンポジウムが英国で開催され,そこで発表された論文の拡大版はAICの公式
ジャーナルであるJournal of AICに特集号として掲載されています.
 MCSは,従来の色彩画像における限界を解決するために考えられた概念で,近年
急速に発展してきました.例えば,人間の視覚系は可視光域[400, 700nm]において,
3つのセンサしかもっていません.このときセンサ数を3つ以上のマルチイメージ
ング系にすれば,人間の視覚系が獲得できないような詳細な情報を外界から抽出
することが可能になります. MCSの概念は,表示系にも適用することができます,
ディスプレイやプロジェクタでの色再現は,3原色の加法混色に基づいており,
色再現域は色度図上で3原色点を頂点とする三角形の内部に限定されます.このた
め色味の強い黄や紫の色は再現できません.表示系を多元色にして色再現域を拡大
させることにより問題を解決します.
 MCSは色彩科学を基盤にしており,本質的な問題の解決を目指しつつ,芸術,
医学,皮膚科学を含む多くの分野で応用が展開されています.MCSは日本の研究者
が中心になって発足し,シンポジウム参加者は全世界にわたりますが,日本からの
参加者が最も多いし,その多くは日本色彩学会の会員です.またMCS関連のデバイス
は日本企業が多く開発しています.MCSは日本がリードしているといえます.
AIC TokyoはColor and Imageをテーマにしており,MCSの目指すところと一致し,
AICと日本で共催する意義はここにあります.
 MCS2015の投稿はAIC2015と同じサイトからWeb入力できます.AIC/MCS2015
のホームページをご覧頂き,是非ご投稿下さいますよう呼びかける次第です.

                        AIC2015実行委員 富永昌治

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日本色彩学会
Akiary v.0.61 (retouched)