関西支部からのお知らせ

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2017年7月20日(木) 最先端のカラーユニバーサルデザイン<講演と演習>8月26日開催

九州大学で開催! 関西支部 第1回西日本活性化事業

▽ 最先端のカラーユニバーサルデザイン<講演と演習>

 第1回西日本活性化事業を行います。この事業は、関西支部が2016年4月より準備を進めてきた企画で、第1回目として「最先端のカラーユニバーサルデザイン」を実施します。1980年ごろから障碍者の社会参加を促すために、バリアフリーの街づくりが始まっています。しかし、高齢化が進む21世紀の日本社会では、できるだけ多くの人が快適に利用できるように企画や設計を工夫する「ユニバーサルデザイン」の考えが重視されています。そこで、UDにおける色彩の役割や、カラーUDの将来性について考察する機会を持ちたいと思います。できるだけ多くの皆様のご参加を期待し、参加費を1,000円に抑えております。 <関西支部長 吉村耕治>

■最先端のカラーユニバーサルデザイン
     −九州大学大学院芸術工学研究院 色彩・視覚科学研究室の取り組み紹介−

日時:2017年(平成29年)8月26日(土)10時50分から16時50分(受付は10:30より)

会場:九州大学大橋キャンパス(〒815-8540 福岡市南区塩原4-9-1) 5号館3階531教室

スケジュール:10:30より受付

10:50 -11:00 開会の挨拶―色彩とUniversal Design  支部長 吉村耕治

11:00 -11:05 研究室紹介  須長正治(九州大学大学院芸術工学研究院)

11:05 -12:00 講演1:幼児の塗り絵から色覚を考える 桂 重仁,須長正治(九州大学大学院芸術工学研究院)

 2003年に,小学校で行われていた色覚検査の義務化が廃止となったこと(ただし,2016年から色覚検査が再開)により,色覚異常を持つ人でさえ自分の色覚特性を知らずに生活している場合があります.進学や就職の制限緩和も進んでいますが,依然として,色が人の生命に関わるような情報として用いられている職業では,色覚特性の制限があるのが現状です.そのため,色覚検査が廃止となった世代が現在,進路を決める世代となっており,唐突に進路を諦めなければならない問題が発生しています.そこで,色覚特性を早期に把握および対応することを目的に,幼児と保育士の関係に着目し,クレヨン画の色使いに色覚特性がどの程度現れるのか?そして,そこから色覚特性を推測することが可能なのか?を検討しました.さらに,一方では,幼児を保育する立場の保育士が,どの程度の色覚についての知識を持っているのかをアンケートにより調査しました.本講演では,それらの研究成果を紹介します.

12:00 -13:20 休憩 (昼休み)

13:20 -14:50 講演2:新発想カラーユニバーサルデザイン手法  須長正治(九州大学大学院芸術工学研究院)

 色彩は視覚表示物において情報伝達の手段として使われることがあります.しかし,色覚には多様性があり,全ての人が同じ色を見ているとは限りません.カラーユニバーサルデザインの主な目的は,異なる色を見ている人にも,情報が伝わるような色使いをする色彩デザインを行うことです.本講演では,現在,使われているカラーユニバーサルデザイン手法の利点と問題点を解説し,さらに,その問題点を解決する新発想のカラーユニバーサルデザイン手法について紹介します.

14:50 -15:10 休憩

15:10 -16:40 演習:新発想カラーユニバーサルデザイン手法演習  須長正治(九州大学大学院芸術工学研究院)

 演習を通して「講演2:新発想カラーユニバーサルデザイン手法」にて紹介した新しいカラーユニバーサルデザイン手法を199色の配色カードを使って行う方法を実際に行ってみます.

16:40 -16:50 閉会の挨拶―カラーUDの将来性  支部長 吉村耕治

参加費:1,000円 (当日申し受けます)

定員:50名(定員になりしだい締切)

申込:参加希望者は,件名を「最先端のカラーユニバーサルデザイン<講演と演習>参加」とし,参加者名,会員あるいは非会員を明記のうえ下記までお申込みください.

日本色彩学会関西支部(辻埜) e−mail:tsujino@gold.ocn.ne.jp
〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-3-14-1002 Tel. 06-6231-4071 Fax. 06-6231-4073

2017年2月17日(金) 講演会「言語と色名」と総会のご案内<4月8日開催>

年一度の関西支部総会を行います。総会の前に、講演会としてシンポジウム形式で、3人の講師による「日本・中国・韓国の色彩と色名―その現状を探る」を開催します。
アメリカの文化人類学者Brent Berlin と言語学者のPaul Key は、1969年発行のBasic Color Terms: Their Universality and Evolution (Berkeley: University of California Press)で、人間の言語には基本的な色彩語が存在し、基本色名には普遍性や共通の進化過程が見られることを指摘しました。確かにすべての人間には、共通の特性があり、色彩に関しても民族や地域における「違い」よりも「共通性」のほうが多いと言えます。しかし、人間には多様性が見られ、個性を形成する色々な相違が存在することも事実です。日本、中国、韓国には、気候、風土、歴史に微妙な違いが見られることから、色彩や色名にも微妙な相違が見られます。つまり、色名には普遍性と同時に、特殊性も見られます。
本シンポジウムでは、Berlin and Keyの主張の良い点と修正すべき点について考え、日本・中国・韓国の色彩と色名に見られる普遍性と特殊性について考察します。

なお、関西支部総会に引き続きカラーデザイン研究会総会も開催の予定です。
ご参加いただけますと幸いです。   関西支部長 吉村 耕治


日時:2017(平成29)年4月8日(土)(受付:午後2時〜)

講演会:「日本・中国・韓国の色彩と色名―その現状を探る」(午後2時20分〜4時半)
司会・講師 吉村耕治支部長(関西外国語大学短期大学部名誉教授・関西大学非常勤講師)
   講師 伊伏啓子氏(北陸大学専任講師)
   講師 李 春子氏(神戸女子大学非常勤講師)
総会:2017(平成29)年度関西支部総会・カラーデザイン研究会総会(午後4時半〜5時)

会場:関西大学(千里山キャンパス)100周年記念会館、第1会議室
    (住所:〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)

〔講演要旨〕
1.日本語の色名と色彩語―その特徴を中心に            吉村耕治支部長
 Berlin and Key のBasic Color Termsの日本語訳が、2016年5月に出版されました。その「訳者解説」では、本書が「人間は各自好きなように色を見て名前をつけるという説を根底から覆した」(p. 253)と述べていますが、少々誤解が見られます。本書は、現代言語学の父と評される言語学・認知科学者、Noam Chomskyが提唱した普遍文法の影響を受けて出版されたもので、時代の影響を強く受けています。古代日本語の基本色名(白・黒・赤・青)や陰陽五行説の五色とともに、日本の美意識を支える色彩の特徴を考察します。
2.中国と台湾の色名と色彩語                     伊伏啓子氏
中国と台湾における色を表す言葉について、その名称と表す色を提示し、地域固有の言葉と西洋から流入した言葉を分類する。また、地域固有の言葉は何が土台となっているのか、その文化的背景の考察も試みる。さらに、色によってイメージされる感情について、先行研究を整理するとともに、慣用句や色名の使われ方を検討し、考察する。以上の点について、それぞれ日本語と対照しながらお話しする予定である。
3.韓国の伝統色彩について                      李 春子氏
韓国の伝統色彩を朝鮮王朝における「陰陽五行説」を基盤とする「五方色」(青、赤、黄、白、黒)を中心に探りたい。朝鮮王朝前期の色彩は、「顔料の生産」と儒教を国教と定めることによって特定の色(赤色と黄色)が禁じられる。しかし、色彩の転換期・朝鮮王朝の後期になると「赤色と緑色」が定着されて、建築、飲食文化、婚礼服等に大きく影響した。特に、相性の色の配合によって象徴される「色の力」は、人間社会の平穏や幸福をもたらせるとした。韓国の伝統色彩の変容と継承について述べたい。

参加費: 会員2,000円,学生・院生1,000円,非会員3,000円
申込:参加希望者は、当日参加も可能ですが、あらかじめe-mailにて、件名を「関西支部講演会・総会参加」とし、参加者名、会員あるいは非会員を明記のうえお申込みください。
日本色彩学会関西支部(辻埜)
e−mail:tsujino@gold.ocn.ne.jp
〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-3-14-1002 
Tel. 06-6231-4071 Fax. 06-6231-4073

2017年2月4日(土) 平成28年度 関西支部大会プログラム発表 ―参加募集<3月4日開催>―

平成28年度 日本色彩学会関西支部大会 参加募集

平成28年度関西支部大会を下記の要領で開催します.今回の支部大会は,JR大阪駅の近くにあり,交通の便のよい大阪市立大学文化交流センター(梅田)が会場です.研究発表は,今回も学生・院生からベテランにいたる方々の興味深い内容が多く,意欲的な発表が期待されます.特別講演には,京都工芸繊維大学教授の澤田美恵子先生をお招きします.ご専門の京都の伝統や,異文化間の交流,多言語などから,心の世界の“色彩の重要性”もお話しいただきます.ぜひご参加ください.

関西支部長 吉村 耕治

日 時: 2017(平成29)年3月4日(土)12:30〜16:30(受付は12:00から)

会 場: 大阪市立大学文化交流センター ホール    (大阪市北区梅田1-2-2-600,大阪駅前第2ビル6階)

<プログラム>

◆開会の辞(12:30〜12:35)

■研究発表
第1セッション(色彩心理と色彩情報)(12:35〜13:15)

@コンビニ弁当のパッケージ色が喫食者の心理に及ぼす影響 −オレンジ・ブルー・無彩色の場合− 
河野隼征(近畿大学),文岩静香,槇原咲貴,藤田未羽,安岡美総,冨田圭子

ARGBDカメラと波長可変照明を用いた3次元情報と分光情報の同時取得 
西田法史(大阪電気通信大学),土居元紀

第2セッション(照明と色覚)(13:15〜13:55)

B照明の相関色温度及びDuvが実空間の視覚的印象に与える影響 
立石祐将(京都大学),石田泰一郎

C種々の色覚検査を用いた遮光眼鏡装用時の色覚特性評価 
河本健一郎(川崎医療福祉大学),三宅笙子,横関 葵,川嶋英嗣,安間哲史, 田淵昭雄,和氣典二,和氣洋美
第3セッション(色彩応用と色彩文化)(14:00〜15:00)

D三次元の色空間から導くパーソナルカラーの提案方法 
中川保子(日本パーソナルファッションカラーリスト協会),河本 希,畠山里枝,伊藤美代子,中川絵里香

E視覚表示面の色彩構成−第24回参議院議員選挙ポスターの場合− 
大野治代(元 大手前大学)

F日本の侘びの世界における色彩の特徴−和の伝統的色彩美の特性を求めて− 
吉村耕治(関西外国語大学短期大学部名誉教授)・山田有子

■特別講演(15:10〜16:10)『世界が色彩豊かであるために』 
京都工芸繊維大学教授 澤田美恵子氏
<要旨>グローバル化が進む現代は,世界が一色に染め上げられていくように思われる.こんな時代こそ,ローカルな文化を見直し,その色を大切にし,世界が色彩豊かである意味を問い直したい.日本の工芸や茶道に見られる伝統的な文化は,現代の生活とは一見かけ離れているようであるが,実は普段無意識に使っている日本語にはその文化が色濃く残っている.講演では,私たちのなかの無意識化された文化を意識化し,その大切さを見直す.

◆発表奨励賞表彰式および閉会の辞(16:15〜16:30)

参加費:会員3,000円,学生・院生1,000円,非会員4,000円
申 込: 聴講は当日参加も可能ですが,あらかじめe-mailにて,件名を関西支部大会参加とし,参加者名,会員あるいは非会員を明記のうえお申込みください.

日本色彩学会関西支部(辻埜) 
e-mail : tsujino@gold.ocn.ne.jp
〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-3-14-1002 
Tel. 06-6231-4071 Fax. 06-6231-4073

2016年11月22日(火) 白沙村荘と墨デザインのパフォーマンス 12月3日開催

≪カラーデザイン研究会/関西支部共催≫

カラーデザイン研究会と関西支部共催による見学・体験会の募集を致します.
日本画家,橋本関雪が自身の制作を行なうアトリエとして造営した邸宅の白沙村荘が,京都銀閣寺の近くにあります.10,000平方メートルの敷地には国の名勝に指定された見事な庭園や,東山大文字の眺望が素晴らしい美術館などがあります.今回は日本画家の美意識に触れながら,書道家小筆氏による墨のパフォーマンス,また参加者も,年賀状にも使える干支などの墨デザインの演習を行ないます.
京都は紅葉の美しい季節です.和の色彩とデザインを存分に体感して頂けます.是非ご参加下さい.
カラーデザイン研究会 主査 能口 祥子 / 関西支部長 吉村 耕治

日 時:2016(平成28)年12月3日(土)13:00〜16:00
会 場:白沙村荘 橋本関雪記念館(京都市左京区浄土寺石橋町37)
    *会場へのアクセスはホームページをご覧下さい.
     http://www.hakusasonso.jp

内 容:
○白沙村荘内の庭園を望む座敷にて昼食(季節の御膳)
○白沙村荘にて書道家小筆氏による書のパフォーマンスと墨と色彩の表現についての講演
○年賀状にも使える来年の干支文字などを墨デザインにて演習(お持ち帰り頂きます)
○橋本関雪記念館にて開催中の白沙村荘造営100周年秋季特別展「関雪と桂華」や白沙村荘の庭園を散策(副館長より解説付き)

講演者:書道家 小筆凰外 氏

参加費:4,000円(昼食,墨デザイン演習材料費)参加費は当日お受け致します

定 員:30名(先着順)

申 込:2016年11月30日(水)締切
申込タイトル:「カラーデザイン研究会 白沙村荘」
@氏名 A学会 会員/非会員 Bカラーデザイン研究会 会員/非会員 Cメールアドレスを明記し下記までお申し込み下さい.
申込先/問合先:e-mail: art@color.ne.jp(カラーデザイン研究会主査・能口)075-761-7299

2016年11月22日(火) 第50回光学五学会関西支部連合講演会のご案内 12月10日開催

光学関連五学会の関西支部では合同で年一回の連合講演会を開催しており,今回は節目となる50 回目を迎えることとなりました.本講演会は,幅広い分野の講師の方々にご講演頂いて見識を広め,また,会員の交流を深めることを目的にしております.
今回のテーマは,「生活と光 〜歴史と最新技術」 として,生活する中で接する光技術の歴史や最新技術について,幅広い分野において第一線でご活躍の講師の皆様にご講演いただきます.
関西支部長 吉村 耕治

日 時:2016 年12月10日(土)10:25〜17:00(受付開始10:10〜)
会 場:大阪市立大学文化交流センター・ホール(大阪市北区梅田1-2-2-600大阪駅前第2ビル6階)

主 催:日本光学会関西支部・照明学会関西支部・日本色彩学会関西支部・日本分光学会関西支部・日本写真学会西部支部

協賛(予定):電気学会関西支部,電子情報通信学会関西支部,映像情報メディア学会関西支部,レーザー学会,応用物理学会関西支部,日本画像学会関西委員会,画像電子学会,日本赤外線学会,日本照明委員会

テーマ:「生活と光 〜歴史と最新技術〜」

※最新情報・変更等は,五学会ホームページ(http://www.facebook.com/kougaku5kansai/)に掲載します.

講演:(講演50分,質疑応答10分)
10:25~10:30 開会挨拶

10:30~11:30 
講演:「フォトニック信号処理における技術の繰り返しと波及」
技術の流行が繰り返すといわれる当該分野の歴史と最新技術について講演者自身の経験も交えなから述へる.
大阪大学 工学研究科 生命先端工学専攻 小西 毅氏

11:30~12:30 
講演:「イメージングプレート(IP)を使用したFCR撮影装置の歴史と最新技術」
1975年から始まったFCR開発の中でも重要なIP,1983年に初の臨床機FCR101発売以降,進展するデジタルX線イメージングの世界とその技術をご紹介いたします.
富士フイルムメディカル株式会社 販売統括本部 永田武史氏

12:30~13:30 −昼 食−

13:30~14:30 
講演:「紫式部・清少納言に学ぶ「千年前の光環境」から現代社会への警鐘を読み解く」
燈火の実測と約千年前の光環境と睡眠習慣を推定し,現代社会と比較し光環境の功罪について考察する.
京都工芸繊維大学 デザイン経営工学科 小山恵美氏

14:30~15:30 
講演:「蛍の光が開く新技術」
ホタル生物発光系を人工化して,長波長化を実現した.これを工業化してアカルミネ,トケオニとして市販した.
電気通信大学大学院 情報理工学研究科 先進理工学専攻 牧昌次郎氏

15:30~15:40 −休 憩−

15:40~16:40 
講演:「食品用着色料が生み出すおいしさと健康」
食品用着色料の歴史やトレンドの説明に加え,色の安定化,機能性素材への応用といった最新技術もご紹介いたします.
グリコ栄養食品株式会社 開発研究所 植物抽出研究グループ 脇坂 聡氏

16:40~17:00 総合討論

※終了後は懇親会を開催いたします. 

参加費:主催・協賛学会員2,000円 会員外2,500円 学生500円(参加費は,講演会当日にお受けします)

懇親会費:4,000円(予定)
懇親会会場:ニュートーキョー第一生命ビル店 http://r.gnavi.co.jp/k219600/

申込方法:氏名,所属,連絡先,所属学会,および「光学五学会講演会の申込み」と明記の上,下記へe-mailまたはFaxでお申し込みください.
     懇親会へご参加の方は,「懇親会参加」も合わせてご連絡ください.

申込先:NECライティング株式会社 照明ソリューション事業部 溝邊憲政 宛
e-mail : norimasa_mizobe@nelt.nec.co.jp Fax:0748-63-6525
申込締切:2016年12月1日(木) 17:00(定員80名)

2016年11月22日(火) 「人文学系研究論文の書き方1日講座(基礎編)」のご案内 12月26日開催

日本色彩学会関西支部では,平成28年3月に開催した「導入編」に引き続き,人文学系分野における研究論文の書き方1日講座「基礎編」を開講します.
色彩研究は,学際的な研究分野です.人文学系研究論文の書き方は,特に自然科学系のものとは手順が異なっています.研究の進め方を知ると同時に,論文の書き方にも注意する必要があります.今のインターネット社会の時代でも,守るべき「論文の書き方のルール」が存在します.人文学系の研究分野では,特に「引用の仕方」や「例の提示の仕方」に注意する必要があります.論文を書く学術的意義から始め,人文学系分野で色彩研究の論文を書き進める上で最低限度知っていなければならない基礎的知識や目からウロコの大切なコツを教えます.
論文の書き方を身につける最もよい方法は,自分の書いた論考を点検してもらうことだと思います.そこで,「基礎編」では,受講者の皆様が用意された文章を少しでも査読する時間を持つことができれば,・・・と考えています.良い論文は,しっかりしたルールに基づいて書かれています.その基本的な規則を伝授します.
 研究論文には客観性の他に,簡潔性や,正確性,分かりやすさ,知的誠実性なども必要です.さらに,論文の核になるデータとともに,知的作業を遂行するための時間の確保や体力,推敲作業(ツメの作業)などの時間も必要になります.
 人文学系の論文では,先行研究の検討がとても大切ですので,論文の書き始めから注意する必要があります.何らかの研究を行っていると研究論文が書ける,というものでは決してありません.論文の文章には段落ごとに一つの主題があります.そのような論文の構成から始め,読み手に興味を抱かせ,「読んでみたい」と思わせる工夫として,問題提起は誰もが知っていることから始めるなどのルールをお伝えします.
 論文を発表することは,研究者としての業績になるだけではなく,地域社会や人類の発展に寄与する行為にもなります.
関西支部長 吉村 耕治

日 時:2016(平成28)年12月26日(月)(受付は午前10時より)
会 場:大阪市立大学文化交流センター・小セミナー室(大阪市北区梅田1-2-2-600大阪駅前第2ビル6階)

    1講目(午前10時半〜12時): 論文構成の決定まで(自己紹介を含む)
    2講目(午後1時〜2時半): 引用の仕方・出典の明示法
    3講目(午後2時40分〜4時10分): 出版までの作業と査読作業
    質疑応答:(午後4時10分〜4時30分)

受講料:会員5,000円,非会員8,000円(受講料は,会場にて申し受けます.)

講 師:吉村耕治(関西外国語大学短期大学部名誉教授・関西大学非常勤講師)

講座内容:タイトルの付け方,「はじめに」を書くコツ(その論文を書く目的や問題点を明確に!),研究方法やデータ情報処理法の説明,論文構成の決定(これが重要),先行研究との違いの提示,引用の仕方,出典の明示法,引用文献の表示法,注の付け方,分かりやすい論文にする工夫,研究成果の質を高める(引用される)工夫など.
講師の吉村耕治は,日本色彩学会関西支部長の2期目.表現学会(理事・編集委員),日本文体論学会(常任理事),日英言語文化学会(理事),テクスト研究学会(事務局長・編集委員).編著書には,『英語の感覚と表現─共感覚表現の魅力に迫る』(三修社,2004年,A5版385頁);『言語文化と言語教育の精髄─堀井令以知教授傘寿記念論文集』(大阪教育図書,2006年,A5版495頁);『現代の東西文化交流の行方─国際化と世界化の光と影』(大阪教育図書,2008年,A5版614頁);『現代の東西文化交流の行方II─文化的葛藤を緩和する双方向思考』(大阪教育図書,2009年,A5版631頁など.

実行委員:酒井英樹,苧阪直行,片山一郎,高田瑠美子,辻埜孝之,山下明美

問合せ・申込:氏名・連絡先(e-mail)・会員/非会員を明記して12月19日(月)までに,お申し込みください.
(定員:20名)

日本色彩学会関西支部(辻埜)e-mail: tsujino@gold.ocn.ne.jp
〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-3-14-1002

2016年11月22日(火) 平成28年度関西支部大会発表募集 12月14日申込締切

平成28年度関西支部大会の発表を,下記の要領で募集します.今回の支部大会は,JR大阪駅の近くにある大阪市立大学文化交流センター ホール(梅田)が会場です.
発表の分野は,画像処理(計測,CG等)やデザイン(商品,ファッション,環境,インテリア等)などの横断的な内容の発表も歓迎します.若年から熟年までの幅広い方々の発表を期待しています.特に学生・院生をはじめとする若い研究者の発表に対しては,今回も発表奨励賞を設け,表彰します.
特別講演には,京都工芸繊維大学教授の澤田美恵子先生をお招きします.ご専門の京都の伝統や,異文化間の交流,多言語などから,心の世界の“色彩の重要性”もお話しいただきます.ふるってご応募ください.
関西支部長 吉村 耕治
 
日 時:2017(平成29)年3月4日(土)10:30〜16:30(予定)
会 場:大阪市立大学文化交流センター・ホール
(大阪市北区梅田1-2-2-600大阪駅前第2ビル6階)

■大会内容: 研究発表,カラーデザイン作品発表,下記特別講演 

◇特別講演:
『世界が色彩豊かであるために』 
京都工芸繊維大学教授 澤田美恵子先生
要旨: グローバル化が進む現代は,世界が一色に染め上げられていくように思われる.こんな時代こそ,ローカルな文化を見直し,その色を大切にし,世界が色彩豊かである意味を問い直したい.日本の工芸や茶道に見られる伝統的な文化は,現代の生活とは一見かけ離れているようであるが,実は普段無意識に使っている日本語にはその文化が色濃く残っている.講演では,私たちのなかの無意識化された文化を意識化し,その大切さを見直す.

■発表募集要項
募集内容:著者が最近行ったオリジナルで未発表のもの
○研究発表 研究分野の例を以下に示しますが,この分類にこだわらず横断的な発表も期待します.
@色覚・生理 A測色・表色・色差 B色光・色材(照明,光源,染料,顔料) C色彩情報(記録,再現,画像処理,分析・評価) D色彩心理(感覚・知覚,認知,感情,調和) E色彩文化(色彩史,民族・風土・伝統の色) F色彩芸術(美術,デザイン) G色彩教育 Hコスメティクス I色彩応用(建築,環境,服飾,など) Jその他
○カラーデザイン作品発表 作者が最近制作したオリジナルで未発表の作品に関する発表
(A)ファッションカラーデザイン(服飾・メイク・ネイル・ヘヤーメイク・パーソナルカラーなど)
(B)商品カラーデザイン(商品企画・広告デザインなど) (C)環境カラーデザイン(インテリア・建築・土木・パブリックデザイン・景観の色彩計画・サインなど) (D)その他(アート性の強い作品,横断的作品など)

発表形式:口頭発表に限るが,カラーデザイン作品発表はポスター発表も可とする

応募資格:本学会会員を原則とし,学生・院生でまだ会員手続きを済ませていない場合は,本学会会員の指導を受け,その指導者との連名の発表に限ります.
奨 励 賞:エントリーされた30歳までの発表者から選考します.(ただし学生・院生の場合は年齢を問いません)

発表時間:研究発表は1件15分(発表12分質疑応答3分)*件数により調整する場合があります.

申込要領:2016年12月14日(水)までに,タイトルに発表要旨(100〜200字)を添えてお申し込みください.発表要旨の提出がない場合は申し込みを受理できませんので,ご注意ください.

予稿締切:2017年2月1日(水)厳守

参 加 費:会員3,000円,学生・院生1,000円,非会員4,000円

申  込:タイトル・発表要旨(100〜200字)・発表者氏名(連名の場合は全員の氏名)・所属・連絡先・e-mail・発表奨励賞エントリー(する/しない,エントリーする場合は生年月日も)を記入し,下記までお申し込みください.折り返し予稿提出要領をe-mailで送ります.

日本色彩学会関西支部(辻埜) e-mail:tsujino@gold.ocn.ne.jp
〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-3-14-1002 Tel. 06-6231-4071 Fax. 06-6231-4073

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