くらしの色彩研究会からのお知らせ

バックナンバー (200904.html)

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2009年4月26日(日) 中村信次先生 講演会「色知覚の心理・生理メカニズム」 (2009.10.19報告)

日本福祉大学名古屋キャンパスにて、日本福祉大学こども発達学部・中村信次先生による講演会「色知覚の心理・生理メカニズム」が、開催されました。

目の構造から脳の視覚野まで、視覚系の生理メカニズムに関する基礎となる部分からはじまり、視覚の心理学的メカニズムに関してまで、検定教科書等で学んだ事を含め、より掘り下げてわかりやすく解説いただきました。

また、聴講者にとって、難しくとらえがちな知覚についての講義を恋愛の事に比喩して話してくださり、とても愉しく、理解しやすいものとなりました。

そして、視覚は目で視るという生理物理現象であると同時に、感情などの心理現象と同じく、脳で感じる心理現象であるということを改めて実感できた、貴重な時間でした。



2009年4月18日(土) 「信楽とMIHOミュージアム」見学会 (2009.5.3報告)

春光うららかな4月中旬、くらしの色彩研究会主催の「信楽とMIHOミュージアム」見学会が開催されました。

先ずは名古屋から電車を乗り継ぎ、やきものの街 滋賀県甲賀市信楽へ。

有名な「タヌキの置物」は街のいたるところで出会え、その愛らしい表情やしぐさに思わず笑みがこぼれました。「陶芸の森」では傾斜地を利用して造られた登り窯を見学し、土味を生かした素朴な風合いと、暖かみのある「火色」(緋色)の発色が鎌倉時代から今日まで親しまれてきた信楽焼きの人気の秘訣だと感じました。

その後は世界的に知られる I.M.ペイ氏建築設計の「MIHOミュージアム」へ。

美しく咲き誇るしだれ桜を眺めながらゆるやかにカーブしたトンネルをくぐりせせらぎ橋を渡ると神殿のような本館が見えてきました。美術館の建物は景観に配慮し、8割が地中に埋め込まれています。内部には花崗岩が敷き詰められ、幾何学模様のガラス屋根から明るい光が降り注いでいました。

ローマ、ギリシャ、エジプト、アフガニスタン、中国、韓国、日本など東西文化を併せたコレクションの数々を鑑賞。ホトトギスのさえずり、しだれ桜、木々の緑、豊かな自然に包まれ、土地と建築と景観が見事に調和された美術館で贅沢なひとときを過ごしました。


2009年4月6日(月) 報告:2009年3月8日(日)「中馬のおひなさん ―足助の町並み散策―」 見学会

春の気配を感じる3月上旬、くらしの色彩研究会主催の「中馬のおひなさん ―足助の町並み散策―」 見学会が開催されました。曇り空だったお天気も午後から回復し、香嵐渓の山道には、かたくりの花がところどころに可憐な姿を見せてくれました。
まずは足助交流館でボランティアガイドさんに「中馬のおひなさん」の由来の説明を伺い、その後「薫風亭」での昼食時に、LC会員の市場による町並みのレクチャーを行いました。お腹もいっぱいになったところで「中馬のおひなさん」の散策へと向かい、マンリン小路や町屋の魅力にひたりながら、町並みを歩きました。そして七福神や源義経、東郷元帥などの土雛や、江戸時代の古いおひなさん、さまざまな珍しいおひなさん鑑賞を楽しみました。







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日本色彩学会
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