くらしの色彩研究会からのお知らせ

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2012年7月22日(日) パーソナルカラーへの色彩学的アプローチ パーソナルヘアカラーと色彩学 

 名古屋 栄サロン・エトワールにてくらしの色彩研究会カラー診断研究部会の研究発表報告とパーソナルヘアカラー研究所より、中川登紀子氏を迎え講演会を行った。 
 くらしの色彩研究会の「NCSに基づく肌色の測色」、中川氏の「ヘアカラー見本16色」を使いながら、髪色の違いがどのような影響を与えるかという、似合うヘアカラー診断などを実際に体験していただいた。美容業界とカラー業界の認識の違いのお話は特に印象に残る内容であった。参加者の大半が色彩講師やパーソナルカラーアナリストということもあり、皆さん熱心に聴講された。



2012年7月1日(日) 加藤國男氏アトリエ見学会

 織物作家の加藤國男氏のアトリエ見学会を行った。新城市の緑の中、カーナビに表示されない道を通って行くと北欧風の建物が現れた。
 加藤氏はスウェーデンで染色を学ばれ帰国後、植物染色の研究とタペストリーの制作をされている。 アトリエには織機が置かれ、600種類の植物から染め上げた資料を始め、たくさんの色見本や色糸が山積みになっていた。一つの植物で10色に染められた色見本は、アルミ、錫、鉄、銅、クロムの5種類の媒染を使い、更にそれぞれに藍を掛けたもの。同じ植物で染めても、媒染が違えば当然色は変わるが、土地によって日照時間や水の違いでも色が違うことを教えていただいた。
 この日は雨だったが、新鮮な空気& 恵みの雨& 雨に濡れた瑞々しい緑& 膨大な色に触れて心が浄化されるような一日であった。




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日本色彩学会
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