くらしの色彩研究会からのお知らせ

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2013年6月15日(土) 多治見「タイル浪漫館」「幸兵衛窯」見学会

「モザイク浪漫館」と「幸兵衛窯」の見学会を行った。
岐阜県多治見市 美濃焼で知られる美濃地方、その中でも、モザイクタイルの生産地として有名な笠原町にある、「モザイク浪漫館」には、全国から集まった昭和20年代からのモザイクタイルや各社タイルの台紙見本、資料等、多数のデザインが展示されている。今や希少なこれらのタイルは、色や形が大変魅力的で、古いものでありながら逆に、新しさや可能性を感じる。
「モザイク浪漫館」は今後、新館として再生する予定であり、全国より集めたモザイクタイルの展示だけでなく、親しみ易いミュージアムとして斬新で進化したものになる。これからどの様にLCが関わり提案出来るか、模索しながら展開を図りたい。貢献できることが楽しみである。
その次に訪れた「幸兵衛窯」は、古代ペルシアの幻の技法・ラスター彩を蘇らせ、青釉や正倉院御物の奈良三彩を復元された、人間国宝・加藤卓男さんの作品が展示されている。
現当主である七代加藤幸兵衛氏に直接ご案内いただき、幸兵衛窯の歴史から、陶器の歴史、展示作品の説明を伺いながら、ゆっくりと鑑賞した。奥深い輝きや風格ある色彩が美しい数々の作品に出会え、有意義で実りある機会となった。











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日本色彩学会
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