くらしの色彩研究会からのお知らせ

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2013年2月16日(土) 大垣駅前通り街並み景観測色

 くらしの色彩研究会林英光主査と株式会社テイコクによる、日本色彩学会全国大会研究発表に向けた岐阜県大垣市大垣駅前通り沿道の景観測色が行われ、寒風と小雪が散らつく中、くらしの色彩研究会から11名が参加した。
 大垣市駅前通りの歩道の大半はアーケードに覆われており、2〜3階立ての店舗と店舗付集合住宅で構成され、中には城下町らしい老舗も続いていた。この駅前通りの水門川南側を3ブロックに分け、グループで視感測色による色彩調査を行った。測色には日塗工見本帳を使用した。
 城下町の商店街である大垣駅前通りでは、商店街らしい様々な色彩で構成されていた。特徴的なアーケードの色彩や店舗、屋外広告物の色彩は、距離をおいて見る「見かけの色」と「本来の色」にはかなりの相違があり、今回初めて景観測色に参加したメンバーにも大変貴重な経験になった。この測色結果を踏まえ、街並み景観の提案に貢献できることが楽しみである。








2013年2月6日(水) くらしの色彩研究会主催 勉強会

《PDFファイルによるご案内はこちら》

3/24日本色彩学会くらしの色彩研究会主催 勉強会

主査 林英光

テーマ「リートフェルトとディックブルーナの色彩感覚&ユトレヒトの風景」

講師:林 英光 愛知県立芸術大学名誉教授
日 時:3月24日(日) pm1:30〜3:30
場 所:日本福祉大学(鶴舞)北館(新館)6A教室
定 員:40名(先着順で〆切)
参加費:一般1,500円、学生無料

<講師のプロフィール>
愛知県立芸術大学名誉教授
日本色彩学会副会長
国土交通省景観施策アドバイザー
日本商環境設計家協会顧問
環境ディレクター

<講師からのメッセージ>
 オランダのユトレヒトに一世紀近い活動時期の差はあるが、2人の典型的なデザイナーの仕事がある。ブルーナさんはミッフィー(あちらではナインチェ:小うさぎ)の生みの親として世界中から愛されていて、現在も自転車で仕事場へ通っているそうだ。街のたった一カ所の交差点にミッフィーの歩行者用信号があったのは微笑ましかった。
 実際に2人の作品に接すると、リートフェルトとブルーナの作品には驚くほどのシンプルなモダンデザインと色彩の共通性があり、改めてユトレヒトの風土が生んだ天才だと思った。同時に、オランダと日本の400年に及ぶ永い交流に、何かしら日本人との感性の共通するものをも感じた。その片鱗を街の風景と2人の芸術家の作品とを通じ理解して頂きたいと思う。(林 英光)

<申込み方法> 
名前、住所、所属、連絡先(メール、TEL等)を記入の上3月17日までに冨本までメールまたはファックスでお申し込み下さい。
(期日前でも定員になり次第締め切らせて頂きます。)
Email ichiko-t@w6.dion.ne.jp
FAX 0569-22-9378
参加費は 三菱東京UFJ銀行八事支店(普)3713707くらしの色彩研究会ハヤシヒデアキ へお振り込みください。

2013年2月3日(日) パーソナルファッションカラー勉強会

 パーソナルファッションカラーのメソッドについて、パーソナルファッションカラー研究所のなかがわやすこ氏を迎えて、スタジオクロマートにて勉強会を行った。
 なかがわ氏が開発したパーソナルカラー診断用のグラデーションドレープについて、氏から発想の着眼点、開発経緯、現在多くのパーソナルカラー診断に使われているドレープとの違いなどの解説があった。グラデーションドレープはその名の通り、一枚のドレープが色相、明度、彩度を考慮したグラデーションに染められており、診断時に色の変化を徐々に観られることが特徴である。その後、モデルを使い実際のカラー診断のデモンストレーションと診断した色のクライアントへの提案方法などの説明を受けた。
参加者のほとんどがカラーアナリストであったため、活発な質疑応答が行われ有意義な勉強会となった。






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