くらしの色彩研究会からのお知らせ

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2015年11月5日(木) 2015年11月3日(祝)多治見見学会

2015年11月3日(祝)多治見見学会

秋晴れの爽やかな祝日、くらしの色彩研究会の見学会が、多治見で行われた。
今回は蔵珍窯を訪れた。蔵珍窯は、「美濃焼」の歴史と文化を継承し、技術と感性を高め、赤絵・染付・織部・青釉といろいろな技法の器をつくる窯元である。特に、赤絵の原料である紅柄は、市場に出回らないまぼろしの紅柄を使用しており、その「赤」を育むのに1000日もかけているそうである
重要文化財の色絵金銀菱文重茶碗の写しも手がけるその技術力の高さ。器にかける愛情の深さ。蔵珍窯主宰の小泉蔵珍氏から興味深い話をいろいろ伺いながら、器たちの釉の色彩やその形に魅了されるひとときだった。
昼食後は虎渓山を散策した。色づきはじめた木々の美しさ、心地よい風に、美しいものを楽しめる幸せを感じた秋の一日であった。







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日本色彩学会
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